サイズ変形(その1)

前回書きましたが、最近、「4役1人回し」が割合簡単に出来るようになったので、「サイズ変形」や「基本+ギルド」環境を延々まわしてみています。
本当に今更な内容ですが、今回は積年の課題であった「サイズ変形」について、その感想を書いてみたいと思います(「考察」というには内容が足りないというか、自信がないので)。
※1人4役でプレイしているため、私のプレイのクセやミス、偏りによって結果がねじ曲がっている可能性があるので、その場合は指摘してもらえるとありがたいです。

サイズ変形
2コスト:地下貯蔵庫、礼拝堂
3コスト:木こり、工房、村
4コスト:祝宴、庭園、泥棒
5コスト:研究所、魔女

さて「サイズ変形」の4人戦を考えるにあたり、その下準備として、このサプライの「ゲーム終了ターン数」及び「その時の庭園プレイヤーのデック枚数」について考えてみたいと思います。
とりあえず感心したのが以下の数値です。

・4人とも庭園に進めば、7ターンでゲームが終わることもある
・3人が庭園に進めば、11〜12ターンくらいに終わることが多い?

・庭園プレイヤーが20枚に達するのは7ターンくらい
・庭園プレイヤーが30枚に達するのは14ターンくらい?

・庭園プレイヤー3人、魔女プレイヤー1人だと、12ターンくらいに終わるけれど、庭園プレイヤーは(呪いのおかげで)30枚に達することが多い
これだけで「感想終わり」としてもいいような気もしますし、わかっている方はここで読むのをやめてもらっても大丈夫な気がします。
続けて細かいところに進んで行きたいと思います。

「4人とも庭園に進めば、7ターンでゲームが終わることもある」と書きましたが、7ターン目というと、初手「礼拝堂−銀貨」で礼拝堂圧縮をプレイしている場合、順調にいって「圧縮が一段落して1枚目の金貨を買った」くらいの段階です。鍛冶屋ステロであっても、上手くいって1枚目の属州を買っているかどうかというタイミングです。
礼拝堂圧縮で礼拝堂が底に沈んだ場合(3〜4ターン目に引けずに5ターン目に引く)、まだ1回しか礼拝堂圧縮をしていないことすらありますし、鍛冶屋ステロで引きが悪ければ、まだ金貨が1枚しか買えてないということすらあります。
※もちろん一人が庭園以外のプレイ(礼拝堂圧縮など)をして庭園プレイヤーが3人に減れば全体のスピードはまた変わりますが、この環境の速さを考える上での指標として例に挙げています。

結論から言えば、このサプライでの庭園の強さはこの圧倒的な速さにあると言えるのだと思います。

【プレイの優先順位】
以下、工房庭園のモデルとしては、初手4-3(3-4)スタートで最初の2ターンに工房2枚を購入し、3ターン目以降の購入・獲得の優先順位を庭園/追加の工房/祝宴/地下貯蔵庫/屋敷といった順番でプレイするものとします。ただし、2山切れになったり、ゲーム終了前の最後のシャッフルと思しきシャッフル後は工房、祝宴が優先順位から外れ、庭園が切れた後のシャッフル後は地下貯蔵庫より屋敷を上にしました(もちろん工房、地下貯蔵庫などが優先順位外になっていても、「買えば3山切れになり勝てる/順位を落とさずにゲームを終われる」場合は、最優先にします)。

木こり庭園の場合、工房の代わりに木こりを購入します。5金出た場合に庭園より公領が優先され(もし6金出たなら庭園+地下貯蔵庫)、祝宴、地下貯蔵庫は、工房より少し早く優先順位から外してプレイしましたが、それ以外は工房庭園と同じ購入・獲得の優先順位としました。

【3山切れ候補】
上記の工房庭園や木こり庭園がプレイされる場合、ゲーム終了タイミングとその時の枚数に関して考えるためには、まず山切れになるカード(候補)が何であるかについて考える必要が出てきます。
まず「庭園」で、次に考えられるのが「工房」になります。工房庭園が3人もいれば、かなりの確率で切れます。工房庭園の場合、被るリスクを考えても、序盤(2周目の3〜4ターン)に3〜4枚目の工房を獲得した方が勝率は高くなります。そのため、3〜4ターン目に「工房で庭園を獲得して3金で工房購入」というプレイを良く見かけることになります(2金なら地下貯蔵庫、4金なら庭園になります)。
3人が(工房)庭園、残り1人が庭園以外の別プレイのような状況だと、3周目(5〜7ターン)には2山切れ(庭園、工房)になっていることも良くあり、別プレイの1人が異常に焦るという展開も見かけます。
次に地下貯蔵庫と屋敷も山切れ候補になります。
これら庭園、工房、地下貯蔵庫、屋敷の4つのうち3つが3山切れの対象になります。
それ以外のカードが山切れになって3山切れになることは稀な気がします。
序盤(ターン数的には中盤?)に庭園が切れた後に、残る3種類のうち2つがどう切れるかの部分が、3〜4人が庭園に向かった場合の”ブレ”の部分になるように思います。

序盤は庭園に届かない場合、追加の工房や地下貯蔵庫に意識が行きますが、庭園が切れたあたりから屋敷に意識が移ります。庭園プレイヤーの人数や内訳、各プレイヤーの引き次第では、屋敷に意識が移る段階になっても工房と地下貯蔵庫の両方が残っている場合があります。そうなると、3山切れまで予定より時間がかかることもあります。
ただ、そういった場合でも、残り枚数が工房1枚や地下貯蔵庫2枚のような場合は、「勝っている(と思っている)プレイヤー」や「もう1ターン回すと、確実に自分の順位が落ちる(と思っている)プレイヤー」(あと、点数状況はよくわからないけど、他プレイヤーにターンを回さずに自分のターンで終わらせられるなら終わらせるプレイヤー)が3山目を枯らして終わらせる場合があるので、注意が必要です。
特に庭園と屋敷が切れた後の工房庭園プレイヤーには点数が増えるところがあまりない(30枚突破とか、祝宴経由の公領とか)ので、そのまま終わらせに来るでしょう。

庭園プレイを考える場合、庭園プレイヤーの人数だけでなく、その内訳も関与してくることがあります。工房庭園と木こり庭園に分かれると工房(木こり)が山切れしなくなり、その分、3山切れまでの時間が伸びることがあります。
あと各プレイヤーの序盤の引きによっても結構変わることはあります。

【ゲーム終了時のデック枚数】
4人が(工房)庭園の場合、7〜8ターン頃にゲームが終了することがありますが、この場合、各プレイヤーの総枚数は20枚にはなるでしょう(庭園1枚2点)。30枚には絶対届きませんし、7ターンで終了する場合、引きの悪かった人は19枚止まりで泣くことになる可能性もあります。

3人庭園の場合、11〜12ターン頃にゲームが終了することが多そうですが、やはり各庭園プレイヤーの総枚数は30枚未満(20枚以上)になるでしょう(庭園1枚2点)。27〜28枚で庭園側は「あと、ちょっと」と言いながら、(誰かは)状況的に終わらせざるを得なくなって、ゲームを終わらせる場合が多いと思います。
また各庭園プレイヤーの足並みが揃ったり乱れたりすると、その分、終了ターンが前後することはあるでしょう。

庭園プレイヤーがが30枚突破するには14ターンくらいが目安になると思います。
だいたい7ターンくらいで20枚、14ターン前後で30枚といったところだと思います。

ただし3人庭園に対して残り1人が魔女をプレイした場合、同じ12ターン頃に終了しても呪いが足されるので、30枚に到達することが多くなります(庭園1枚3点)。

【庭園プレイ内のヒエラルキー:工房/木こり/泥棒について】
最初の前提としては、参加プレイヤー達が「このサプライ(サイズ変形)は庭園が有利」なことをある程度以上は理解していて、初手4-3(3-4)のプレイヤーはまず庭園を考えるという場合で考え始めることにします。
みんな4-3なのに「庭園が1人」みたいな状況は、最初は考慮外として考えます。

4人戦の場合、5-2(2-5)のプレイヤーが生じる可能性は5割弱であり、5割ちょっとの確率で4人全員4-3(3-4)スタートになります。
そう考えると、だいたい庭園プレイヤーが3〜4人になることが多いように思います。

庭園を集めるに当たり、工房と木こりのどちらが有望かというと、一般的には工房となります。庭園環境でのカードの購入・獲得を考えると、工房の方が有利なパターンが多くなります。
その最たるものが「X、銅貨×4」(Xは工房または木こり)という手札で、工房であれば「庭園2枚」を獲得出来ますが、木こりの場合、「庭園+地下貯蔵庫(または公領+銅貨)」になります。
「X、銅貨×2、xx」(Xは工房または木こりで、xは屋敷などの勝利点カード)の場合も、工房であれば「庭園+地下貯蔵庫」になりますが、木こりでは「庭園+銅貨」になります。
庭園環境であれば、工房はほぼ4金分(庭園獲得)と考えて問題なく、2金分にしかならない木こりとは、その差がそのまま出ます。

木こりが工房に勝るポイントを挙げるとすると、「公領(5金)に届く」という点になります。
木こり庭園を考える展開としては、まずは「速攻でゲームが終わり、庭園が2点であることがほぼ確定なので、工房に比べて展開力で劣っても3点の公領が取れれば勝負になる」という展開や、「速攻で庭園が切れるので、公領にアクセスできないと、その後の点数が伸びない(一応、工房側にも祝宴経由という手はありますが)」という展開が予想される場合で(一つのゲームで両方が該当する場合もよくありますが)、どちらにしても庭園プレイヤーが3〜4人いないと起こらない展開といえます。
また、こういった展開になった場合で考えても、序盤の展開を考えると木こりよりも工房の方が平均的には勝率は高そうに思います。

まずこれらの前提を考えると、庭園が3点になりそうな展開(庭園プレイヤーが少ないので終了まで時間がかかる、魔女プレイヤーがいるなど)なのに木こりに行くのは、極端なパターンを除けば、負けに行っていることになりそうです。

どんな場合に木こりから庭園に入るかというと、庭園プレイヤーが自分を含めて3人や4人であることが分かった際に、下位手番のプレイヤーが手番差分を逆転するために取る一手のように思います。
「工房、木こり」という初手は中途半端に見えますが、初手が工房×2や木こり×2であっても被ったら片方使えないのは一緒だし、工房庭園と木こり庭園でやることがあまり変わらないので、中途半端な点がマイナスになることはありません。
1ターン目は工房で入って庭園プレイヤーの人数を確認し、庭園が4人いて確実に速攻で終わることが判明してから、2ターン目は木こりというのもアリだと思います。

3〜4人庭園がいる環境の場合、3ターン目からバシバシ庭園が消えていく(4人戦なら6ターン目にはなくなる)環境なので、泥棒で枚数を増やすことより、庭園の獲得枚数を増やすことの方が優先になります。
初手泥棒から入った場合(泥棒−工房)、泥棒自体は庭園獲得に対して直接役に立たないため、庭園獲得枚数で他プレイヤーに対して1〜2枚は負けることになります。庭園プレイヤー3人の場合、トッププレイヤーが庭園5枚になって、自分が2〜3枚になると、他プレイヤーが庭園1枚2点に対して自分が3点になっても負けになります(加えて、屋敷の獲得枚数も負けることになるでしょう)。
また4金ある(工房をプレイした)のに、庭園でなく泥棒を獲得するということもないでしょう。
では庭園がなくなった後に泥棒を獲得するとなると、その後泥棒をプレイ出来るのはせいぜい1回となり、それなら祝宴(泥棒をプレイ出来たのなら、代わりに祝宴を買ってもプレイできたはず)だとか、(木こりからの4金なら)屋敷×2を買った方がましという話になります。
少なくとも4人庭園の場合に泥棒の出てくる余地はないように思います。議論の余地があるとすれば庭園が3人以下で、もう一人が礼拝堂圧縮に行った時でしょうか。

【庭園4人の場合】
こうなると庭園が強い弱いという議論以前の問題になりますが。
アベレージ重視で工房で行くか、残りの3人が機械的にゲームをすすめることを信じて木こりに手を出すかといったところは、手番や周りの雰囲気によるかと思います。

まず認識すべき点は、4人庭園になった時点で「早期3山切れで終了、庭園は1枚2点」となるということです。庭園が3点となることはありません(本当に速攻で終わって、運の悪い4番手の人の庭園が1点になるといった可能性はありますが)。
泥棒も介入の余地はないでしょう。サプライで触られるのは「公領、庭園、祝宴、工房、木こり、地下貯蔵庫、屋敷、銅貨、銀貨」だけで、その他のカードは置物と化すでしょう(銀貨や木こりに関しても触られない可能性はある)。

勝利点としては、
・庭園(2勝利点、4金または工房で獲得)
・公領(3勝利点、5金または祝宴で獲得)
・屋敷(1勝利点、2金または工房で獲得)
の3種類となり、基本的には2点あってアクセスしやすい庭園を中心に話が進みます。

1ターン目の1〜2番手の立場で考えると、庭園に進むとしても後の手番に5-2(庭園以外のプレイヤー)がいるかどうかが分からないので(3人庭園や2人庭園の可能性がある)、工房から入るしか手はないとなります。
逆に4番手まで来れば、自分以外の3人が庭園に進むのを確認した上で自分のプレイを考えられます。
また、4人庭園の場合の1〜2番手は6ターン目とかに最後の庭園を獲得するチャンスが回ってくることが多く、確実に庭園を確保するためにも工房優先になりますが(「工房、4金」で1ターンに2枚取れる可能性もありますし)、4番手は手番的に庭園枚数で1枚以上負ける可能性が高く、最初から公領へのアクセスを考える必要があります。
そのため、全員4-3で1ターン目に庭園3人という状況の4番手で自分も庭園に進むなら、木こりから入るのも手かなという気がします(後で述べますが、実は4人目の庭園に進むにあたって別の初手もありますが)。

4人庭園の場合、先手番は工房から確実に庭園枚数を取りに行き、後手番は木こりからの公領アクセスで巻き返すという展開になるかと思います。

庭園(+屋敷)が切れた後の展開を考えると、木こり側は直接5金で公領にアクセスする可能性を残しているのに対して、工房側は祝宴を取ってから1周して祝宴をプレイしてとなるため、どちらかというと工房側がゲームを締めにかかることが多いでしょう。

3山切れの対象は庭園と屋敷にプラスして地下貯蔵庫や、(工房庭園の人数によっては)工房になるでしょうか。
木こり庭園でも地下貯蔵庫は有用ですが、どちらかというと工房の方で優先度が高くなるカードといえます(工房にしろ、祝宴にしろ「残り1枚になってもそのカードを引きさえすれば働いてくれる」ので、銅貨と組み合わせて働く木こり庭園に比べて、地下貯蔵庫の連打が働きやすい)。そのため、工房庭園の方がより中盤の遅くまで地下貯蔵庫を獲得することが多いように思います。また、工房庭園の方が地下貯蔵庫獲得のチャンスが多い(「X、銅貨×2、xx」の際に、木こりは庭園+銅貨を買うので精一杯だが、工房は地下貯蔵庫が取れる)ということもあります。ただ、どちらかというと、その時の各プレイヤーの引き次第という面も強くあります。
木こり庭園は、工房庭園が中盤に地下貯蔵庫獲得に費やす分を、代わりに先んじて屋敷を買うことに費やし、庭園枚数の差を埋めるように動くことが多いでしょうか。
また、工房側にシャッフルが入って祝宴が捨て札から山札に入る前後で、木こり側もゲームを締めようとするかもしれません。逆に、工房側で現時点で点数で負けているプレイヤーは、祝宴に賭けて3山目になりそうなカードに対して、「(ほしいけど)あえて触らない」というプレイでゲームの引き延ばしにかかることもあるでしょう。

ゲーム終了が庭園2点の範囲内なのは確かですが、3山切れの状況やタイミングは、各プレイヤーの点数状況の推移や、終盤に入った時点で場に残っている工房や地下貯蔵庫の枚数次第という所はあります。
ただ2人戦と4人戦の違いで、例えば屋敷が3山目になりそうな際に「(引き延ばして祝宴から公領を獲得しないとトップにはなれないけど)自分一人が引き延ばそうとして屋敷を買わなかったとしても、周りが同調しないと、その分だけ自分の点数が減って順位が落ちるだけ」→「あきらめて屋敷を買う」→「他のプレイヤーも、それにつられて屋敷を買う」といったことが循環して、「負けていても(1位でなくても)4位になりたくないので、ゲーム終了に直結する屋敷(3山目のカード)を買うのを止められない」といったことも起こりやすくなります。
そのため、序盤から地下貯蔵庫でなく屋敷を獲得するようなプレイングをしていたプレイヤーがいるのに、早々にゲームが終了してしまって屋敷差分で逃げ切られるような場合もありえます。
「トップを逆転転するために2位以下の3人が協力してゲームを引き延ばす」といったことは、実際の大会では起きにくいでしょう(庭園、屋敷の順に枯れた場合に、トップでないプレイヤーが3山目になりそうなカードに触らず、お金があっても銅貨を買い始めるといったことくらいなら、あるかもしれませんが)。

変化としては、泥棒を買うプレイヤーが出た場合でしょうか。
どのタイミングかにもよりますが、中盤以降(庭園が切れた後)だとあまり影響はない(ゲーム終了までに1回プレイできるかどうか)と思いますので、序盤(初手から)の場合について考えてみます。
この場合、泥棒プレイヤーは庭園枚数で負け、公領にも届かない(他に銀貨をたくさん買うようなプレイヤーがいる場合はわかりませんが、それは想定外としています)ので、勝ち目は低いように思いますが、そうはいっても実戦で取るプレイヤーがいれば対処を考えなくてはならなくなります。
といっても、その時点では放っておいていいように思います。気にするとすれば、デックが20枚を切ってゲームが終わりそうな展開の場合ですが、泥棒が入った時点でゲーム終了までが少し長引くので、20枚を切ることは余りないでしょう。
先手番が初手で泥棒を取った場合、後手番は木こりでなく工房にシフトすることが多そうなので(まかり間違って、2人目の泥棒が出る危険性も考えて)、その意味でもゲームの終了が早くなり、泥棒の勝ち目はさらに下がるといえます。

4人庭園の最後の話として、「4人庭園が見えた段階の下位番手(4番手)」の初手について言及したいと思います。
実は、初手が3-4なら「工房−庭園」という初手の目が出てきます。「庭園の枚数で負ける危険があるなら、先んじて庭園を確保すればいい」という考え方です。
通常であれば、「終盤失速して死亡」するプレイングですが、残り3人が真面目に(工房)庭園をプレイしてくれているなら(他の2人との兼ね合いもあるので)、上手くいけば失速という話になる前にゲームが終わってくれる可能性があります。4金出なくなる前に庭園がなくなり、2金出なくなる前にゲームが終わるといった感じです。
リスクとしては、4人でなく3人庭園(1人別のプレイ)となった場合、失速は無視出来なくなりますし、「工房−庭園」スタートが2人になった場合も、多分「工房×2」で始めた2人にまくられるでしょう。また、初手泥棒から入る人がいるような想定外の展開の場合も、痛い目に合うでしょう。
そう考えるとこのプレイングに当てはまりそうなのは、「初手3-4スタートの4番手」といった話になりそうです。せいぜい許容範囲としては、「初手4-3の4番手」で上家3人が庭園(出来れば工房)を確認した場合や、「初手3-4の3番手」で他3人が普通の庭園プレイであることを確認した場合といった場合でしょうか。
まぁ、そもそも1〜2番手は4枚目や5枚目の庭園を取れる可能性があるので、想定外の動きにも耐える能力が高い工房庭園をプレイしていれば問題ないという話になりますが。

また4人庭園の下位手番で木こり庭園から入る場合、庭園の内訳が工房と木こりにばらけている場合、「木こり−銀貨(または逆の順番)」と木こりの1枚を銀貨に入れ替えた初手で入る線も考えられます。「木こり×2」の場合、2枚が被ると事故になりますが、銀貨であれば木こりと被っても逆に有用に利用できますし、終盤の公領購入率も少し高くなるはずです。
どうやっても庭園が3点(30枚)に届かない(+購入がそれ程重要でない)ことから取れる手ですが、注意点としては逆に20枚に届かない危険が出てきます。
そのため、残り3人共が工房庭園のような場合(7ターンで終わりかねない場合)は、怖い手になると思います。
そのため、1ターン目に木こりで入って、2ターン目の他の3人の状況を見てから自分の2ターン目を木こり、工房、銀貨から選択する形が安全に見えます。また、周りの反応を見つつ庭園以外のプレイの目を残すのであれば、1ターン目に木こりでなく銀貨から入るという手もあります。

とりあえず、長くなったので今回はこの辺で。