日本選手権敗戦記

今年も日本選手権に参加して、今年も予選で敗れました。
また1年「予選落ちた・・・」と思い続けるかというと、少し憂鬱です。
まぁ、今回は事前に「基本−暗黒」の練習がほとんど出来ていないので、予選敗退も当たり前なところもあるわけですが。
色々考えたことはありますが、まずは簡単にレポートを。
ちなみに、参加は午後の部です。

1回戦
浮浪者、木こり、物置、鍛冶屋、金貸し、封土、庭園、役人、建て直し、地下墓所(屋敷場)

3番手。
独り立ちなら十分「木こり−庭園」でいけるのでは、といったことを考えながら、1ターン目4金で、1番手、2番手は銀貨、物置。
逆に、庭園一直線が2人だとマズそうだと思って、まずは日和って「役人」スタート。
4番手が金貸しで、2ターン目はとりあえず「庭園」宣言のつもりで「木こり」を購入。
他3人は「建て直し」ルートで、1、2番手は、封土経由メインで、4番手は封土はサブといった感じで、根拠はあまりありませんでしたが、結局卓内の分布は予想通り。
ただし、予想通りでなかったのが私の引きで、2周目と3周目には役人と木こりが常にセットできたところでしょうか。
しかも、封土コースのプレイヤーが追加した役人が刺さって、身動き取れないパターンに。
逆に、アクションを引かないときのお金の引き方がおかしくて、何故か金貨は一番乗り。
しかも、庭園を1枚買った後で、封土、建て直しと入れるブレたプレイング。それをするなら、初めは庭園を買ったら駄目でしょう。
封土を破棄する為に「屋敷宣言」で建て直して、無常にも庭園の方がヒットしたり。
しょうがないので、「公領−庭園」に向かい、封土コースのプレイヤーと思惑が合って、封土、庭園、公領が切れて3山切れ。
タイミングを計りそこねた、金貸し−建て直しプレイヤーよりは上でしたが、3位が精一杯でした。
最初からサイン全開で「木こり×2」で、何も考えない「木こり−庭園」でも良かったかなと。
ちなみに、入穂さんみたいに「建て直し−庭園」という発想は私には全くなかったです。

2回戦
地下貯蔵庫、村、浮浪児、祝宴、泥棒、行進、書庫、伯爵、祝祭、秘術師(避難所場)

何故かヒロタシさんと同卓。
浮浪児(傭兵)に対抗するのは書庫(あと避難所場なので、書庫さらに強い)で、泥棒が入っても祝祭(+書庫)で対策可能ということで、書庫メインで行くこと決定。
1ターン目4金で番手が早く(2番手)、下家の動向が分からなかったので、とりあえず事故っても早期に書庫1枚は確保できるように、祝宴スタート。避難所場なのでこれで問題を感じませんが、屋敷場だったら、銀貨×2スタートだったかもしれません。
1番手から3番手までが書庫メインで、4番手は泥棒とか秘術師とか買っていたような。
ラッキーなことに3ターン目に祝宴+5金が出たので、書庫と伯爵を確保。
4ターン目に銀貨で、後はパーツとしては金貨と祝祭1枚を加えて、書庫を打つ際に祝祭が噛まなかった上に、地下貯蔵庫を入れるタイミングがなかったので、あきらめて早々に属州を買い始めました。他プレイヤーが、9〜10金でパーツ2枚とか、伯爵で圧縮をしている横で、気にせず属州を確保していきます。他プレイヤーが属州0〜1枚に対して、こちらは既に3枚確保という状況にまでいきました。
あとは、公爵の効果で公領を確保しながら余生を過ごしました。

途中で、「伯爵、銀貨、銅貨、×、×」という手札で長考。伯爵で公領獲得は確定なのですが、銀貨を手札に残して屋敷を買うか、銀貨を山札に戻して次のターンに引きなおすべきか?
うろ覚えで、まだ山札にお金が残っていた記憶があったので、結局、銀貨を手札に残して銅貨を山札に戻し(冷静に後から考えると山札に戻すのでなく、2枚捨札にすべきでしたが)公領獲得、屋敷購入で、次の手札が「書庫、銀貨、銅貨×3」。
ここで4番手の泥棒でめくれたのが「銀貨、銅貨」。終盤、泥棒に殆ど意義のない状態で「なにやってくれんねん」といった感じです。で、案の定、そこから書庫をうったら7金止まりの上、シャッフルまで入って、踏んだりけったりです。
ただ、結局は、購入した屋敷の1点差で勝って1位だったわけで、また、屋敷を買わずに銀貨を戻した場合、もう1枚余分に属州が買えていたわけで、どちらに行っても、結果オーライだったわけです。
こういう短期戦が見込まれる場合、序盤に相当な手札を引かない限り、伯爵の廃棄能力は使わずに、+3金でデックを進めたほうがいい事が多いような気がします。

3回戦
従者、物乞い、採集者、民兵、改築、死の荷車、狂信者、屑屋、はみだし者、冒険者(避難所場)

2番手で、1番手の銀貨の後に、自分は「死の荷車」スタート。2ターン目はアクション追加ということで、採集者。
結局、1〜3番手は「死の荷車」で4番手が狂信者という分布に。
で、2周目に上家と下家は「死の荷車」と廃墟が揃っている状態で、自分だけ「死の荷車、銅貨×3、納屋」と引く。かなりつらいところです。
既に4番手が狂信者に行ったのを見ているので、「死の荷車」は残しておきたいところ。
仕方ないので、2金だけ出して、従者を獲得。

可能なら「はみ出し者(死の荷車)」を買い足したいところですが、4金で追加の「死の荷車」を買うのが精一杯。
最後は、4番手(現状4位の狂信者プレイヤー)が間違って最後の属州を買ってしまうと逆転までありえるので、3着確定ながら最後の属州を買って終了です。
まぁ、予選突破のボーダーが14点なので、ここで3位を取って8点でも、2位を取って10点でも、「1位必須(10点だと同着1位も可になりますが)」は同じなので、間違ってはいないと思います。

4回戦
堀、青空市場、改築、吟遊詩人、武器庫、城塞、金物商、鉱山、騎士、市場(避難所場)

ということで運命の最終戦。1位を取れば突破確定の状況で、何故かまたヒロタシさんと同卓。
運よく1番手を取れて、方針としては「青空市場で金貨を取って、金貨を改築」コースで考えていました。
1ターン目の4金は改築を買いましたが、当初の予定では2ターン目の3金は「銀貨」を買う予定でした。ただ、下家の2番手の人が騎士を取ったので、予定変更。「改築−青空市場」スタートとなりました。3番手のヒロタシさんは初手が一緒で、4番手の人は、よくわかりませんが「青空市場×2」スタートでした。
3ターン目に「草茂る屋敷」を改築して青空市場獲得、武器庫購入の流れで下家が騎士プレイ。運悪く改築が捲れてヒットするも、手札の青空市場でレスポンス。卓内の金貨獲得1号となります。他のプレイヤーは騎士のアタックがヒットするもレスポンスできず、一歩リードの形。
5ターン目は堀を購入して、下家が再度騎士をプレイ。特に被害はなく、残りの山札は1枚。流石にこの局面はカウンティングしていて、最後の1枚が「青空市場」なのを私は知っています。ということで、武器庫で改築を載せて、次のターンは「共同墓地−堀−改築(武器庫を改築⇒金貨獲得、青空市場レスポンス)」とこの時点でデックの金貨は3枚と、かなりリード。
で、次のターンに改築を買い足した後に、騎士のアタックでめくれたのが「改築、青空市場」。
ここで、痛恨のプレイミスで改築を廃棄。確かに青空市場も大事ですが、今回のデックのメイン・エンジンは改築で、そもそも改築がなければ(もしくは、騎士のアタックがなければ)青空市場は単なるキャントリップでしかありません。すぐに改築を買い足しましたが、「改築で金貨を属州化」するデックとしては、致命的なバランスの崩れでした。

青空市場は確かに強い(ことの多い)カードですが、私の場合、大事にしすぎて判断を誤ることが多いので注意が必要です。今回みたいに、より必要なカードより青空市場を大事にしたり、青空市場を余分に買った分、より必要なカードを買えていないといったことが多いように思います。
おかげで、こちらが金貨と改築が上手く揃わずもたもたしているところを、ヒロタシさんの方は金貨を丁度引いて「8金で属州を買う」×2、その後に「改築と金貨が揃う」といった流れでリードを広げられ、終戦
無念です。

プレイ・ミスをしているので予選を落ちは仕方ないとはいえ、もうちょっと、例えば3戦目とかに右手が光っていれば予選を抜けれていたわけで、その辺、たまには神様もお目こぼししてくれてもいいのではないかと思ったりもするわけですが。
やりこみが足りないせいで、ちょっと引きが悪いときに焦ってプレイングがぶれたり、調整されたサプライだと正着が見えなかったりと反省点は多いですね。
来年までに、精進したいと思います。
・・・来年もありますよね、HJさん。