Empires(王国カード:3〜5コスト編)

続いて3〜5コストです。

【3コスト】Chariot Race(戦車競走)

コスト:3コスト
タイプ:アクション
+1アクション
あなたの山札の一番上を公開した後に手札に加える。
左隣のプレイヤーの山札の一番上のカードを公開し、あなたが公開したカードとのコストを比較する。
あなたのカードの方がコストが大きかった場合、+1コイン、+1VPトークンを獲得する。

※公開されたあなたのカードはあなたの手札に加えられ、左隣のプレイヤーのカードは、山札に戻される。
※公表した2枚のカードのコストが同点の場合は、追加の効果(+1コイン、1VP)は発生しない。
※通常のコスト以外にDebt(やポーション)をコストに含むカードが公開された場合、
・全てのコスト(通常コストとDebtコスト)で数値が大きい場合
・少なくとも1つで数値が大きく、残りは同点の場合
をコストが大きいと判定する。
Fortune(8コスト+8Debtコスト)はOverlord(8Debtコスト)よりもコストが大きいが、Overlord(8Debtコスト)と銀貨(3コスト)は、どちらも他方に対してコストが大きくない。
※コストが大きくて追加の効果が発生した場合、クリーンアップまではプレイしたChariot Raceの上に獲得したVPトークンを置いておけば、+1コインが発生したことを後から確認しやすい。
※もしいずれかのプレイヤーに公開するカードがない場合、追加の効果は発生しない。

Enchantress(妖術士)

コスト:3コスト
タイプ:アクション−アタック−持続
次のあなたのターンまでの間、他のプレイヤーが自分のターンに一番初めにプレイするアクション・カードは本来の効果を無視し、[+1カード、+1アクション]という効果になる。
次の自分のターンの開始時にカードを2枚引く。

※Enchantressに対して堀などのカードでアタックに対するリアクションができるのは、このカードがプレイされたタイミングのみである。その後に堀などを引いたとしても、自分のターンにリアクションするタイミングは存在せず、Enchantressの効果(アタック)を受けることになる。
※下線部の効果に対してはEnchantressは影響を与えない。他プレイヤーがEnchantressをプレイしている場合にプレイした1枚目のアクションは[+1カード、+1アクション]という効果になるが、下線部の効果は通常通りに効果を発揮している。
※Enchantressは以前のターンにプレイされているカード(持続カードなど)に対しては影響を与えない。例えばArchive(持続カード)をプレイしたターンの直後に他のプレイヤーにEnchantressをプレイされても、次のターンの開始時には通常通り効果を発揮する。また、これらのカードは[一番初めにプレイされる]とは数えられず、その後のアクション・フェイズに最初にプレイされるアクション・カードが対象となる。
※他プレイヤーがEnchantressをプレイして場にある状態で、Crown(アクション・財宝カード)が購入フェイズにプレイされた場合、Crownの効果は[+1カード、+1アクション]となるが、購入フェイズ中であるため、+1アクションは無駄になる(Villaなどによる例外を除く)。

Farmers' Market(野外市場)

コスト:3コスト
タイプ:アクション−Gathering
+1購入

もしFarmer's Marketのサプライの山の上に4VP以上のVPトークンが載っている場合、そのVPトークンを獲得し、このカードを廃棄する。
そうでない場合、Farmer's Marketのサプライの山の上に1VPトークンを置き、置かれている1VPトークンごとに1コインを得る。

※すべてのプレイヤーを通してFarmer's Marketが初めてプレイされた場合は+1購入に加え1コインが生じ、以後、2回目は2コイン、3回目は3コイン、4回目は4コインとなり、5回目には山の上に置かれた4VPトークンを獲得し(この時、コインは発生しない)、その時にプレイされたFarmer's Marketが廃棄され、回数がリセットされる。
※Farmer's Marketのサプライの山が山切れしている場合でも、この効果は発生する。

【4コスト】Sacrifice(生贄)

コスト:4コスト
タイプ:アクション
手札のカードを1枚廃棄し、そのタイプに従い効果を得る。
アクション・カードの場合、+2カード、+2アクション
財宝カードの場合、+2コイン
勝利点カードの場合、2VPトークンを獲得する。

※複数のタイプを持つカードを廃棄した場合、該当するすべてのタイプの効果を得る。
例えばCrown(財宝−アクション)をSacrificeで廃棄した場合、+2カード、+2アクション、+2コインを得る。
※呪いのような該当するタイプがないカードを廃棄した場合、何も生じない。

Temple(寺院)

コスト:4コスト
タイプ:アクション−Gathering
+1VPトーク
手札より1〜3枚の名前の違うカードを選び、廃棄する。
サプライのTempleの山の上に1VPトークンを載せる。
(下線部)
このカードを獲得する際に、サプライのTempleの山の上に載っているVPトークンを獲得する。

※このカードをプレイした際には「1VPトークンを獲得する」「手札より1〜3枚の名前の違うカードを廃棄する(銅貨と屋敷は選べるが、銅貨2枚は選べない)」「サプライのTempleの山に1VPトークンを置く」の順番に処理をする。
※Templeを購入、または獲得する場合、サプライのTempleの山の上に載っているすべてのVPトークンを獲得する。これは、墓暴きなどによってサプライ以外からTempleを獲得する際にも発生する。
※サプライのTempleの山が山切れした後も、Templeがプレイされた際には、山切れした跡にVPトークンを載せていく。これはサプライに戻すカード(大使など)やサプライ以外からTempleを獲得するカード(墓暴きなど)が存在する場合に意味をもつことがある。

Villa(別荘)

コスト:4コスト
タイプ:アクション
+2アクション
+1購入
+1コイン
(下線部)
このカードを獲得した際に、このカードを手札に加え+1アクションを得る。
もし購入フェイズ中に獲得した場合、アクション・フェイズに戻る。

※このカードをアクション・フェイズ中に工房やEngineerなどで獲得した場合、Villaを手札に加え、+1アクションを得る(その後、例えば獲得したVillaをプレイすることもできる)。
※このカードを購入フェイズに獲得(購入含む)した場合、Villaを手札に加え、+1アクションを得た状態でアクション・フェイズに戻る。そこから新たにアクション・カード(例えば獲得したVilla)をプレイすることができる。追加のアクション・フェイズが終了したら、再度購入フェイズに入ることになる。
その購入フェイズでは再度財宝カードをプレイすることができる(Arenaなどの効果発生条件なども再度確認する)し、購入権があれば(Villaをプレイすることにより得られる+1購入など)再度カードやイベントを購入できる。
※他のプレイヤーのターンにVillaを獲得した場合、Villaを手札に加え+1アクションを得るが、他のプレイヤーのターンであるため、+1アクションは使いどころがなく消えることになる。
※複数のVilla を獲得することにより、何度も購入フェイズからアクション・フェイズに戻ることも可能である。
※購入フェイズにVillaを獲得してアクション・フェイズに戻った場合も、[ターン開始時]の効果は発生しない(持続カードなど)。ターン開始時の効果はターン開始時にしか発生しない。

【5コスト】
Archive(記録保管庫)

コスト:5コスト
タイプ:アクション−持続
+1アクション
山札の上の3枚のカードを裏向きで脇にどける(あなたは自由にこの中身を確認できる)。
そのうちの1枚を手札に加える。
次のターン、と更に次のターンの開始時に、残ったカードのうち1枚を手札に加える。

※山札の上の3枚のカードを確認し脇にどけ、プレイした際と、次、及び更に次のターンの開始時にそのうちの1枚を手札に加える。
※脇にどけたカードはArchiveの下に置いておく。
※2枚以上のArchiveをプレイした場合、脇にどけたカードは各Archiveごとに分ける。Archiveに対して玉座の間などをプレイした場合も1回分ごとに別にして脇にどけたカードをまとめておき、それぞれから1枚ずつ手札に加える。
※山札が3枚ない場合、あるだけのカードを脇にどける。
※その下に脇にどけたカードがなくなったArchiveは、ターン終了時(クリーンナップ時)にプレイ・エリアから捨て札になる。

Capital(資本)

コスト:5コスト
タイプ:財宝カード
+6コイン
+1購入
(下線部)
このカードを場から捨て札にする際に、6Debtを獲得する。
その際に、直ちにDebtの返済のためにコインを支払っても良い。

※通常のDebtの返済タイミングは購入の前、及び後である。また、このカードが場から捨て札になるのは、通常はクリーンナップ・フェイズである。そのため、通常とは違うタイミングでのDebt返済の機会をえることになる。
※Capitalをプレイした場合でも、このカードが場から捨て札に行かなかった場合(官吏の購入や、Capitalに対して偽造通貨をプレイして廃棄した場合など)は、6Debtを獲得することはない。
※6Debtの受け取りは場にあるCapitalのカード1枚ごととなる。そのため、Capitalに対してCrownをプレイしてCapitalを2回プレイしても、捨て札になるCapitalは1枚なので受け取るDebtは6Debtとなる(12Debtにはならない)。

Charm(魔除け)

コスト:5コスト
タイプ:財宝カード
このカードをプレイした際に、以下のいずれかを選ぶ
・+1購入、+2コイン
・このターンに次にカードを購入した際に、購入したカードと同じコストで違う名前のカードを1枚獲得してもよい。

※複数のCharmをプレイした場合、それぞれにこの効果が発生する。もし複数のCharmでカードの獲得を選択した場合、次にカードを購入した際に、それぞれのCharmの効果で[購入したカード]と別の名前のカードを獲得できるが、それぞれのCharmの効果で同名のカードを獲得してもよい。
例えば2枚のCharmをプレイして、いずれもカード獲得効果を選んだ場合、次にForum(5コスト)を購入した際に2枚のCharmの効果として2枚の公領(5コスト)を獲得してもよい(もちろん公領と研究所のように、Forum以外の別々の2枚の5コストのカードを獲得してもよい)。
※Charmによって獲得されるカードは、元になった購入するカードを獲得するよりも先に獲得することになる。
例えば、Charmをプレイ(カードの獲得を選択)してVillaを購入、Charmの効果で獲得するカードとしてRocksを選択した場合、まずRocksを獲得した際の効果(購入フェイズ中なので、銀貨を1枚獲得し、自分の山札の上に載せる)が生じた後に、Villaの効果(+1アクションを得て、アクション・フェイズに戻る)が発生する(誤ってVillaの効果を先に適用すると、Rocksをアクション・フェイズ中に獲得することになり、獲得した銀貨は手札に入ることになるが、そうはならないので注意)。
※まったくコストが同一の場合のみ[同コスト]と判定する。
例えばOverlord(8Debt)とCity Quarter(8Debt)は同コストだが、Fortune(8Debt+8コスト)は同コストではない。

Crown(帝冠)

コスト:5コスト
タイプ:アクション−財宝カード
アクション・フェイズ中であれば、手札のアクション・カードを2回プレイすることができる。
購入フェイズ中であれば、手札の財宝カードを2回プレイすることができる。

※アクション・フェイズ中であれば、このカードをプレイした後に手札のアクション・カードを出し、追加のアクションの消費なしに2回まで繰り返しそのアクション・カードをプレイできる。
購入フェイズ中であれば、このカードをプレイした後に手札の財宝カードを出し、2回まで繰り返しその財宝カードをプレイできる。この時、アクション数が0であってもCrownはプレイできる。
※Crownに対して更に別のCrownをプレイすることもできる。その場合、アクション・フェイズなら2枚までのアクション・カードを2回までプレイでき、購入フェイズであれば2枚までの財宝カードを2回までプレイできる。
※Crownをアクション・フェイズ中に財宝カードとしてプレイした場合(語り部など)でも、Crownはアクション・カードを対象にして2回までプレイできるという効果になる。

本当に、タイトル名はどうするんでしょうね。

Forum(公開広場)

コスト:5コスト
タイプ:アクション
+3カード
+1アクション
手札からカードを2枚捨てる。
(下線部)
このカードを購入する際に+1購入を得る。

※例えば購入フェイズに13コイン、1購入が存在する場合、Forumを1枚購入した後に属州を購入したり、Forumを連続して2枚購入した後に銀貨を購入するようなことができる。

Groundskeeper(管理者)

コスト:5コスト
タイプ:アクション
+1カード
+1アクション
(下線部)
このカードが場にプレイされている際に勝利点カードを獲得した場合、1VPトークンを得る。

※場にプレイされている際の効果は、同一ターン内に複数回発生することがありえる。
また複数のGroundskeeperが場にプレイされている場合、それぞれで効果が発生する。
例えば、Groundskeeperがプレイされている状態でEngineerをプレイして屋敷を獲得し、購入フェイズに公領を購入した場合、合計2VPトークンを獲得する。同様のことをGroundskeeperが2枚プレイされた状態で行えば、合計4VPトークンの獲得となる。
※VPトークン獲得の効果は下線部の効果であるため(プレイされた回数でなく、場に存在する枚数による)、Crownなどで1枚のGroundskeeperを複数回プレイしても、勝利点獲得時にそのGroundskeeperから得られるVPトークンは1VPとなる。

Legionary(軍団)

コスト:5コスト
タイプ:アクション−アタック
+3コイン
あなたは手札より金貨を1枚公開してもよい。
そうした場合、他のプレイヤーは手札を2枚になるまで捨て札を行い、その後に1枚カードを引く。

※Legionaryをプレイした場合、プレイした直後(金貨を公開するかどうかを決定する前)に他のプレイヤーに堀などでアタックに対するリアクションを行うかどうかを確認する必要がある。アタックに対するリアクションができるタイミングは、そのタイミングにしか存在しない。
金貨を公開した後に、他のプレイヤーは堀などのアタックに対するリアクションを行うことはできない。

Wild Hunt(伝説の狩猟者)

コスト:5コスト
タイプ:アクション−Gathering
以下のいずれかの効果を選ぶ:
・+3カード、1VPトークンをサプライのWild Huntの山の上に載せる
・屋敷を1枚獲得し、サプライのWild Huntの山の上に載せられたVPトークン全てを獲得する
※サプライの屋敷が山切れしている場合、屋敷を獲得する方の効果を選択することができるが、サプライのWild Huntの山の上に載せられたVPトークンを獲得することはできない。
※サプライのWild Huntの山が山切れしている場合でも、いずれの効果も通常通りに効果を発生する。