召喚について

先日、プロモのイベント・カード「Summon(英語版)」の話をしましたが、どうやら2月発売(予定)の「ドミニオンマニアックスspecial」(ホビー・ジャパン)の特典として日本語版(召喚)が付いてくるみたいです。
※ネット上で、いくつか予約情報が見受けられます。

それなら、わざわざ英語版を買わなくても、日本語版を入手した方がいいですね。
2月発売(予定)、楽しみですね。

新プロモ・カード(Summon)について

明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

さて、大変ご無沙汰しておりました。
ちょっとあって、先月は全然ドミニオン(オンライン含む)してなかったり、それ以前にtwitterなどにも殆どさわらずと、ちょっとした浦島太郎状態だったりします。
リハビリがてら軽い記事を。

昨年の世界選手権で使用されたプロモ・カード「Summon」ですが、暫く前からGeek Storeで英語版の販売が始まっています。
メーカー希望により、お一人様1枚までとなっています。
価格は3$となっています。

Summon (Event - Cost 5)
Gain an Action card costing up to $4. Set it aside. If you do, then at the start of your next turn, play it.

イベント・カードとしては初のプロモで、5コストで「4コスト以下のアクション・カードを獲得し、脇に置く。そうした場合、次のターンの初めにそのカードをプレイする」となります。

もちろん、コンボ開始の前のターンなどに村などを次のターンに送り込んでコンボ発動を確実にするといった使い方もありますが、やはり、序盤(例えば5-2スタートとか、3ターン目に残りの山札を考えてとか)での影響が大きそうなカードですね。

Dominion Online version2 の対戦方法について

さて、引き続きv2版(Dominion Online version2、いわゆるGoko2)の対戦方法について説明します。
※updateされてバージョンが変わるごとに何らかの変更が加わっていくため、ここで紹介した内容も一部はすぐに古い情報になっていく可能性があります。あくまで10/23現在で私が確認した内容ということで、お読み願います。

【対戦方法】
Goko版がRoom of Tables(Council RoomとかCountinghauseなどと名付けられた会議室に入って自分で卓を建てている)で対戦相手を募っていたのに対して、v2版はAutomatch(対戦希望を出すと、勝手に対戦相手を探してきてくれる)方式となります。


ログインすると、左側に4つのボタンが見えます。
このうち「Campaign」はGoko版でいうところのAdventureモードにあたり、「Store」は追加の拡張セットやプロモ・カードの購入ができ、「Quit」はゲームの終了となります。
対人戦を遊びたい場合は、「Game」を選択します。

そうすると、【Seek a Game】【Challenge (other players)】の2つのタブが出現します(一つ下の図参照)。
現在、v2版ではこの【Seek a Game】か【Challenge】のいずれかの方法で対戦をセットアップすることになります。
ちなみに、左上の赤い矢印をクリックすると、ログイン時の画面に戻ります。

【Challenge】は、特定の対戦相手(例えば友人とか)と対戦する場合に用いいます。
今後v2版でリーグ戦や大会を行う場合、【Challenge】を用いることになります。

それに対して、【Seek a Game】は現在v2版にログインしている人の中で【Seek a Game】を選択している人同士を探してきて対戦させる、いわゆるAutomatching方式での対戦になります。つまり、知らない相手との野試合です。
この【Seek a Game】のAutomatchingの方式は、v2版の中でも最も評判が悪いシステムの一つだと思います。

Goko版でも拡張Salvagerを導入すればAutomatchingでの対戦が可能でしたが、この場合、“現在Automatchingを選択しているプレイヤーの中で、レートなどの設定条件に合致した対戦相手を「紹介する」“システムでした。
プレイヤーは紹介された対戦相手の名前やレート、Quit(切断)率などを確認した上で、対戦に進むかどうかを決められました(そして、両者が対戦に合意すれば対戦開始となります)。
v2版の場合、この「紹介」という過程が無くなり、いきなり対戦開始となります。
この部分が評判が悪い原因となります。Goko版のAutomatchingだと紹介された相手が微妙だったら、その時点でキャンセルできました。V2版はその機会がなく、いきなり対戦が始まります。
これでSeekする対戦相手の選択基準をある程度細かく決められるなら救いがありますが、現状、v2版の選択基準は大雑把にしか設定できないのもマイナス要因かなと思います(あと将来的にはできるそうですが、現状Blacklist登録もないみたいですし)。
あとSeekしてゲームが始まった時に、対戦相手のレートなどが分からないことを嫌がるプレイヤーも多いみたいです(この辺も運営側から改善するとアナウンスが出ていたと思うので、そのうち改善されると思いますが)。
あと、Goko版と違って「現在何人くらいがv2版にログインしているのか?」が全く分からないのも、嫌な点かもしれません。

この【Seek a Game】の方式は私もあまり好きではないですが、特定の相手がいてChallengeで遊べるとき以外は、現状【Seek a Game】で遊ぶしかないので、慣れるしかないともいえます(もしくは対人戦を諦めて延々Champaignを遊ぶといったことこともできますが)。

【【Seek a Game】の方法】

【Seek a Game】のタブを開くと、左上に「Human/AI」とかかれた3つのボタンがありますが、これは「対人のみ(Bot(AI)との対戦はしない)」、「対人は避けてBot(AI)と対戦を行う」「人がみつからなかったらBot(AI)との対戦でもOK」を選択するボタンとなります。
右上の「Number of Players」ボタンはプレイ人数の選択で、2人戦、3人戦、4人戦の選択になります。ちなみに複数ボタンを同時に選択することも可能で、図のように3つのボタン全部を選択すると「2〜4人戦のいずれでも」という選択になります。ただ、現状だとこの選択は、ほぼ2人戦になると思います。
右側の大きな枠はChat欄となります。

「Advanced」のボタンを押すと、その下にもう少し詳しい設定ができます。
左側の「Opponen Ratings」の3つのボタンは、もう少し詳しい対戦相手のレートの希望を出すことができます。
上から順に「可能ならなるべく自分に近いレーティング」「自分とのレート差が1,000以内」「条件なし(誰でもいいから対戦相手を探すこと優先)」となります。
右側が拡張セットの選択で、使いたくないセットがあったらチェックを入れます。
最下段の左側が対戦時に勝利ポイント・カウンター(VPトラッカー)を使用するかどうか(現在の各プレイヤーの勝利点を表示するシステム:参加プレイヤー全員が「使用する」を選んでいる時のみ有効になっていると思われます)、右側が「対戦相手が自分の持っていないカードを持っている場合、そのカードの使用を許可する」のかどうかの選択肢となります。

【Seek a Game】の場合、基本的にランダム・サプライでのプロ・レートでの対戦となります。
ただ、ランダム・サプライを選ぶ際の条件となるカード・プールがどう設定されるのか、詳細がよく分かりません。

Goko版の場合、「1人が卓を立て、そこに残りのプレイヤーが参加する」方式だったので、使用するカード・プールは“卓を立てたプレイヤーの所持するカード”になっていました。Goko版のプロ・モードだと、そのカード・プールからのランダム・サプライになります。
v2版の場合、「誰が卓を立てたか」という条件が無くなるので、基本は参加者全員のカード・プールからサプライを選ぶ形になります。

例えば、基本+陰謀を持っているプレイヤーと、基本+海辺を持っているプレイヤーの対戦の場合、基本+陰謀+海辺からランダム・サプライが選出されます(ちなみに、“両者がもっていてダブっている基本のカードの出現頻度が高くなる“ことはなく、すべての王国カードの出現頻度は同じになるみたいです)。

これは参加者全員が「対戦相手が自分の持っていないカードを持っている場合、そのカードの使用を許可する」にチェックを入れていれば問題ないと思いますが、チェックを入れていない(許可しない)プレイヤーがいる場合にどうなるのかが、わかりません。
チェックを入れていない(許可しない)プレイヤー(達の全員)が持っているカードのみからなるカード・プールからランダムに選ばれるのか、それとも、そもそもそういった疑問の生じる対戦組み合わせ自体が避けられる(matchingが組まれない)のか。
でも、この問題は【Seek a Game】の時だけでなく【Challenge】でも起こりうるんですよね。

例えば「基本+陰謀」(自分の持っていないカードもOK)、「基本+海辺」(自分の持っていないカードは許可しない)の2人がAutomatchingしている場合、【Seek a Game】での対戦が組まれるのか、組まれる場合、サプライ選出に用いられるカード・プールは「基本+海辺」となるのか?

また、「特定のセットを避ける」チェックを入れているプレイヤーがいる場合、組み合わせや使用するカード・プールにどういう影響を与えるのかもよく分かりません。
例えば、「暗黒時代だけ避ける」という設定のプレイヤーと「全部OK」のプレイヤーの対戦が組まれることはあるのか?それとも、そもそも対戦が組まれないのか?組まれるとすれば、その時は暗黒時代を抜いたカード・プールからサプライが組まれるのか?
この辺もよく分かりません。

この辺の細かいルールを扱った取説やFAQなどがみあたらない(もしかしてあるかもしれないけど、探すのが難しい)のも、v2版のマイナス点のような気がします。
一応検索型のFAQらしきものはあるんですが、ぜんぜん役にたたないんですよねぇ・・・。

【【Challenge】の方法】

【Challenge】の場合、【Challenge】タブの枠に対戦したい相手のユーザー名を入力することで、その相手への対戦を希望することができます。
実は私はChallengeを使って対戦したことがまだないので、以下、予測の部分もある点、ご了承願います。

Challengeの希望を出された相手のところには【Challenge】での対戦希望が出ている旨のボタンが出現するはずで、相手が了承すれば対戦が始まります。
相手が拒否すれば、そこで終了になります。
自分が申し込まれた場合は、受け入れて対戦するか、拒絶して終了かの選択をすることになります。
※申込みに対して、相手が延々放置し続けた場合どうなるのかは、私は経験ないので分かりません。

Challengeを申し込む場合、相手のユーザー名を間違っていたり、相手がログインしていなかったりすると、「Player don't Exit(対応するプレイヤーが存在しません)」とでて終了となります。
そのため、対戦相手の正確なユーザー名を知っておく必要があります。
【Challenge】のユーザー名を入力する際に、待機中のプレイヤー名の一覧が出てそこから選択できるようなサービスがあれば、現状の対戦方法についての不満はかなり解消しそうなんですが、そういう形にはなりそうにないですね。
あと、たまにチャットに自分のユーザー名を流して【Challenge】での対戦を希望している人も見かけますね。これも一つの手かもしれません。
丁度スクリーンショットを取った時に、多分【Challenge】の相手が見つからないっぽい人がChatで問いかけていますね。

概要としてはこれで終了ですが、【Challenge】の場合、【Seek a Game】と違って使用サプライを選択することもできます。
Kingdomと書かれた選択項目で「Standard Random」を選択すれば、【Seek a Game】と同様の完全ランダム・サプライとなりますが、もし既に保存(Save)しているサプライがあれば、この部分を選択すると、「Standard Random」以外にSaveしたサプライも選択できます。
サプライの保存(というか、作成)については、次の項で説明します。

【Challenge】の場合も下段左に勝利ポイント・カウンターの使用をチェックするボックスがありますが、下段右側(Rated Game)は対戦時にレートをかけるのかを選択できます。ここをチェックすれば通常のレート変動のあるゲーム、外せばノー・レートのゲームになるはずです。

ちなみに、v2版ではプロとカジュアルの2種類のレートが存在しています。
【Seek a Game】や【Challenge】の「Standard Random」で対戦した場合は自動的にプロ・レートとなり、【Challenge】でSaveしたサプライを選択して対戦した場合は自動的にカジュアルのレーティングとなります。
どうやら、完全ランダムの場合はプロ・レート、少しでもランダムでない場合(何らかの意図が含まれる場合)はカジュアル・レートという分類みたいです。

※ちなみに、Challengeする際に、対戦が通常のレート戦なのか、ノー・レート戦なのかの表示が出るのかどうかは、私はやった経験がないのでわかりません。
それ以前に、Challengeを受けた場合に、その他の対戦や対戦相手の条件(レートとか所持カードセットとか、ランダムなのか作成されたサプライなのか、など)が表示されるのかも、わかりません。
ご存知の方、いらっしゃいましたら、コメントいただけると幸いです。

【Kingdom Builderについて】
詳しくは”こちら”を参照のこと。
サプライの保存(Save)ですが、対戦したサプライが面白かった際にゲーム終了時に「Save a Kingdom」という選択肢を選んで名前を付けることで保存できます。これは【Seek】【Challenge】のいずれの方法で対戦した場合も可能なはずです。
そして、最近やっとKingdom Builderが実装されました。

Kingdom Builderは【Challenge】のタブの右上にある「Create」「Edit」「Delete」のボタンから入れます。
「Create」が新しく作る場合、「Edit」が既に保存してあるアプライを編集(変更)する場合、「Delete」が保存したサプライの削除になります。
「Edit」と「Delete」は、「Standard Random」のところを編集・削除したいサプライに変更してから実施できます。


Kingdom Builderでまったく新しくサプライを構築する場合、「Randomizer」と「Choose Cards」の二つの方法があります。
一つ目の「Randomizer」は、サプライの構築というより、使用セットを定めてのランダム・サプライになります。
Kingdom BuilderのRandomizerのタブを選択し、各(拡張)セットに関して使用しない(チェック0個)から、使用頻度低(チェック1つ)〜使用頻度高(チェック3つ)までを選択します。
例えば図のように「基本(頻度:中)+異郷(頻度:高)のみからのランダム・サプライ」みたいな選択もできます。
選択を楽にするため、「全セットのチェックを外す(Uncheck All)」ボタンと「全セットをチェック(頻度:中)する(Check All)」ボタンも用意されています。

v2版の場合、「指定したセットから、指定した頻度でランダムにサプライを選出する」という設定を保存することができます。これは地味にGoko版ではできなかったことだと思います。
Goko版のKingdom Builderだと「基本・異郷からランダムに選出したサプライ」を作ることはできますし、そのサプライを保存してカジュアルの対戦に供することはできても、「カジュアルの対戦ごとにその条件で選出されたランダム・サプライを供する」といったことはできなかったかと思います。
殖民地・避難所場に関しても、右上のボタンでランダムにするか、使用・使用しないを固定するかを選べます。
ちなみに、下の10個の枠が王国カード10種類の枠で、ダイスの絵柄はランダム・ピックアップで選択することを示しているのだと思います。


「Chose Cards」のタブを選択すれば、個別に使用カードを選択することもできます。
これは、セットごとやアルファベット順にソートされたカード群から目当てのカードを探して選択することになります。
魔女娘を選択した場合、災い(Bane)カードを選択することも可能です(選択しないとランダム選出となる)。
また、図のように「一部固定カードで、残りランダム」という条件も可能です。
図の場合、Randomizerの条件は前述の通りだと、「礼拝堂、庭園、魔女の3枚は固定で、残りは基本(中頻度)+異郷(高頻度)からのランダム選出」となります。

すでに述べましたが、Challengeで完全ランダム「Standard Random」を選択して対戦した場合以外(Saveしたサプライを使用した場合)は、対戦のレートは自動的にカジュアル・レート(もしくはNo Rateを選択していればノー・レート)になります。
【Seek a Game】(野試合)で準備したサプライで対戦することはできませんが(Goko版なら、サプライを準備してカジュアルの卓をたてればかのうだった)、【Challenge】を用いれば可能ですね。【Challenge】だと、特定の相手としか対戦できないという問題はありますが。

【再戦機能】
以上を踏まえれば、v2版で対戦を行うことができるかと思います。
もう一点追加するとすると、v2版では再戦機能があります。
これは、対戦が1戦終了した際に通常の「Continue(ゲームを続ける)」「Quit(終了する)」以外に「Rematch(再戦)」というボタンが出現します。
対戦したプレイヤーのうち誰かがこのボタンを押すと、残りの対戦相手に「再戦しますか?」というボタンが出現します。
了承した場合は、同じプレイヤー間で再戦が行われ、拒否した場合は、通常通りに終了します。

ちなみに【Seek a Game】から対戦した場合、次戦も同様にランダムですが、【Challenge】で保存サプライを使用していた場合、同じサプライで再戦なのか、サプライ条件を再選択できるのかは、いまのところ私はやったことないのでわかりません。
それ以前に、【Challenge】で対戦を申し込まれた場合に、対戦相手が完全ランダム「Standard Random」で申し込んできているのか、保存サプライを用意して申し込んできているのか、確認できるのかは気になるところです。

しばらく前までv2版は人が少なく、「これは」という対戦相手に当たることも少なかったので、そういう意味でも重宝されていた機能と思いますが、リーグ戦などで同一の相手と複数回(6回とか)対戦する場合も便利な機能といえます。
そういえば今後の改善要望として、「リーグ戦する際に便利だから、再戦の際に手番順を入れ替えるような選択ができるようにならないか」というのが出されていましたが、運営側からは「完全ランダムでしかやらない」という回答が出ていて、ちょっとガッカリした記憶があります。
これGokoDom形式(2人戦で、各自が先手番が3回になるように合計6回戦を行う方式)の場合、終盤のマッチングが面倒(どちらかが先手番4回目となったらリセットすることになる)なのは、Goko版と同様といえそうです。まぁ、ノー・レートに切り替えた後もランダム・サプライが選択できるのはGoko版に比べて利点かもしれません。

ゲーム終了後のLogの採取方法ですが、”こちら”に説明が載っています。
ゲーム終了時に、Logボタンを押して、「On The Web」をクリックした上で、URLを保存しておけば、後でそのURLからLogを見ることができるようです。
あとv2版でプレイされたLogの検索(Log Search)は”こちら”からできます。
今のところGoko時代のLogは探せないようですが、v2版でプレイされた過去Logは検索できるみたいです。

その他、画面やサウンド、アニメーションなどの設定は今回は飛ばします。
現状は、Goko版みたいに「オリジナル・アバター」(自分のアバターに好きな画像を使用する)の機能はないみたいですね。

以上で、とりあえずv2版(Goko2)で対戦を遊ぶことができるようになったのではないかと思います。
急いで書いたので、つたない部分とかもあるかと思いますが、見つけたら指摘していただけると幸いです。

ではでは。

Dominion Online version2について

去る10/15(正確には海外時間の10/15)を持ってGoko(正式にはGoko's Dominion Online)のサービスが終了し、Dominion Online Version2に正式に移行しましたので、その話をしたいと思います。
※以下、旧版はGoko版、新版(Version2)はv2版と表記します。

Goko版に対して「色々とお世話になった」という感謝の気持ちはありますが、Isoの時(※)ほどシミジミとした気持ちにならないのは、終了と言っても単に第2版(v2版)への引継のための終了だからかもしれません。
※正式なオンライン版(Goko版)の開始に伴い、その他の正式でないサービス(Isotropicなど)は強制終了となった。

あと、今年の6月にV2版のオープンβ版が開始した際に「7月にはV2版の問題点をある程度解消して正式にサービス開始して、それに伴いGoko版はサービス終了となる」とアナウンスがあったので(実際は10月中旬までかかった)、「やっとか」という感想が無くもないです。

ちなみに、旧版(Goko版)はGokoというHTML5で作成されたプラットフォームを利用してサービスを行っていたためGokoの名を冠していましたが、新版(V2版)は新たにUnity 3Dで開発されているため名称から「Goko」が外れています
※Goko自体はDominion Online専用と言うわけではなく、 ドミニオン以外のゲームのサービスも存在しています。
※Unity 3Dで開発しなおしたのは、Gokoではメンテナンスなどの費用がかさみ、これ以上の機能や速度の改善が難しかったということみたいですが、それ以外にタブレットスマートフォン対応も念頭に置いているからみたいです。

これまで日本では(正式版)Dominion Onlineのことを通称で「Goko」と呼んでいましたが(そのためv2版を「Goko2」「新Goko」などと呼んでいる人もいるみたいですが)、v2版はGokoではないというあたり、混乱を呼ぶかもしれません(まぁ、現状はぶっちゃけv2版のことを「Goko2」「新Goko」と呼んでいても、特に問題はないでしょうが)。
※そのうち、新しい人が「Dominion Onlineって、なんでGokoって呼ぶんですか」「それはな・・・」といった会話がされるような時代が来るかもしれませんが。

またv2版はGoko版から引き継いだと言ってもプラットフォームを変更したせいか、Goko版とかなり対戦までの手順が違っていたりします。
今回は、初めてv2版を遊ぶ人のために、その辺の解説をしていきたいと思います。
・・・と思ってたら、対戦手順まで書き切れなかった(文章は書いたけど、スクリーンショットの切り貼り画像までできなかった)ので、今回は雑談のみで。
※6月のオープンβ版開始半月後位にも記事を書いていますが、既に現状と違っている内容もありますので注意願います。ただし、コインの引継などの一部の部分は現在でも参考になるかと思います。
※今回の記事に関しても、updateが入ればすぐに「古い内容」になる可能性がありますので、その旨は了承願います。また、そもそも英語を読み間違えている可能性もあるので、その際は指摘願います。

一応「”30 Reasons why you might enjoy switching to version 2.”」みたいな「Goko版よりv2版が優れている」みたいな運営側のコメントもあるみたいですが、贔屓目にみても現状は(これまでの慣れも含め)v2版はGoko版より使いにくいところが多いと思います。とはいえ、「Goko版よりv2版が劣っている30の事例」とかをあげつらったところでGoko版は既に終了していて現状はv2版しかないことを考えると、諦めてv2版に慣れていくしかないのかなとも思います。
・・・というより、オープンβ版開始直後に比べると、これでも驚くほど改善されているんだからな
※一応、運営側は”「v2版がGokoと同等以上のサービスとなったので」”、Gokoを終了してv2版に切り替えたとコメントしていますが。

【Goko版からv2版への引継】
まず、v2版のソフトを”こちらのサイト”からダウンロードする必要があります。
右上あたりにある【Play】ボタンを押して、自分の環境に合わせて、WindowsMac OS版のソフトをダウンロードできます。
ちなみに、現在はα版ですが、そこから【Play in browser】ボタンを押せば、Goko版のようにweb上からプレイできます。将来的にはこっちがメインになるかと思いますが(改善があるたびに「新しい版をダウンロードしろ」といわれるのも面倒ですし)、現状はダウンロード版がメインだと思います。
ちなみに、ダウンロード時にセキュリティーソフトから「要確認なファイル」などといった警告表示がでますが(私はNortonを使っていますが、でます)、目をつぶって「ダウンロードしろ」とセキュリティーソフトに命令するかどうかは、ユーザー責任ということになります。

ダウンロード版の場合の要求仕様は以下の通りです。
OS: Windows XP+, Mac OS X 10.7+, Ubuntu 12.04+
Graphics card: DX9 (shader model 2.0) capabilities; generally everything made since 2004 should work.

※ちなみに、ようやっと先日開始したweb Browser版については、私は怖すぎでプレイしていません(運営側も「これ、開発開始直後のα版だからね」と念押してますし)。ただ、Twitterのコメントとか見てると、一応動きはしているみたいです。

Goko版で登録したユーザー名(アカウント)はv2版に引き継がれていますし、Goko版で購入した拡張セットやプロモ・カードの所持も引き継がれます。
課金コインなども名称などが変更となりますが引き継がれています(この辺が気になる方は、前回記事を参照願います)。
レーティングに関しても、Goko版の、おそらく7月頭頃のレーティングが引き継がれています(ただし、引き継がれた後のレーティングはV2版での対戦結果のみを反映し、Goko版での対戦結果はv2版でのレーティングには影響していません)。

Goko版の時にメール・アドレスとパスワードでログインしていた人は、パスワードも引き継がれており、Goko版と同じ方法でV2版にログインできます。そのためv2版への新規ログインで苦労することはないと思います(私はパスワードでログインしているので、v2版にすんなりログインできました)。
ただし、SNS(Google+FacebookTwitter)連動でログインしていた人は、今後はSNS連動に対応していないらしく、新たにパスワードの設定などが必要みたいです。

SNSでログインしていた人の対応については、 ”こちらのサイト”にその方法が記載されています。
まずはSNSとの連動を解除した上で、新たにメール・アドレスとパスワードなどを設定するみたいです。
メール・アドレスを登録したら、そのアドレスに認証メールが届くはずですが、届かない場合、迷惑メール・フォルダーに行っている可能性があります。認証メール内のリンクをクリックして、リンク先の画面でContinueをクリックすれば登録完了になるみたいです。
その画面を閉じた後は、登録したメール・アドレスとパスワードでv2版にログインできるはずです。
※私自身はSNS連動でのログインではなかったため、実際にこの作業を行ったわけではないので、もし間違っていたらご連絡願います。

ちなみにweb Browser版でもボロボロとバグ・不具合レポートが届いていますが(延々読み込みを続けて始まらないとか)、ダウンロード版でも負けないくらい不具合(画面サイズ変更したら固まったとか、支配プレイ時の挙動が変だとか)が出ているようなので、お互い様かもしれません。
ちなみに、サプライに12枚並べるには、画面サイズを「9:16」 か「9:10」などの特定の比率に設定する必要があるみたいで、それ以外の設定だと従来通りの10枚までみたいですね。
あと未確認ですが、米$での購入に比べてユーロで購入した時の値段が高いという情報も入っています。

タブレット版】
”タブレット版(iPAD版)開始間近”というお知らせも入っています。10/1にAppleiPad用アプリとして承認申請しているみたいなので、もうすぐiPADでもプレイできるようになるのでしょうか?運営サイドは10月中に承認が降りるのが妥当とはいっていますが。
その後、順次AppStore、Google Play(アンドロイド・タブレット)、Amazone(Kindle Fireタブレット)にも申請するらしいです。
スマートフォン対応は、まだまだ先になるらしく、iPhoneだと、画面の広いiPhone6以降はともかく、iPhone5以前では対応は無理そうとのことです。

次回は、対戦手順について説明したいと思います。

#Domi何取る 2

さて、【#Domi何取る】という企画がありまして、どういう企画かというと、下記のような要領で実施されてきました。

ドミニオンで初手に何を買うか気になったサプライがあったらTwitterに投稿して、世の意見を問うてみようという企画です。
・問題を思いついたら「#Domi何取る」というタグを付けた上で、通し番号(No.○○)、サプライ、プレイ人数、属州・植民地、屋敷・避難所場を記載、状況(「1番手初手3-4」とか、「1番手が○○購入後の2番手初手2-5」とか)についても書き加えて投稿。
・問題を見て、回答や「自分ならこうする」というのを思いついた方は、「#Domi何取る」というタグと通し番号の後に、その内容を投稿する。

前回、30問以上溜まったので(正確には33番まで)その分を掲載しましたが、最近、通し番号で60番を越えた&さすがに最近投稿数も減ってきたので、残りの分も掲載しようかと思います。

※以下、ある程度表記を統一するために原文を修正しています。
「今後のプレイの方針(展望)は?」といった記述は削除しています。そのため、「・・・の場合」と書かれた後には、そういった問いかけがあるものとして考えて下さい。

(No.34)
手先、倉庫、記念碑、香辛料商人、狩猟団、偽造通貨、熟練工、墓暴き、はみ出し者、秘術師
(3人戦・属州・避難所場)
1)1番手初手3-4の場合

(No.35)
従者、貧民街、金貸し、民兵、貢物、市場、熟練工、はみ出し者、投機、貴族
(4人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合
2)1番手が1ターン目に「民兵」購入後の2番手初手5-2の場合
3)コンボに行く場合の想定最終形(最大金量)は?

(No.36)
従者、物置、農村、よろずや石切場、香辛料商人、埋蔵金、議事堂、書庫、鍛造
※サプライだけ提示で状況設定なし
1)初手4-3、3-4、5-2、2-5、それぞれの場合
  最終的に延べ何枚の香辛料商人を用いる想定か?

(No.37)
念視の泉、開発、画策、採集者、鍛冶屋、商船、街道、商人ギルド、拡張、行商人
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合
2)1番手初手5-2の場合

(No.38)
村落、村、大使、採集者、錬金術師、鍛冶屋、山賊の宿営地、伯爵、ハーレム、ならず者
(2人戦・属州・避難所場)
1)1番手初手4-3の場合
2)1番手が1ターン目に「鍛冶屋」購入後の2番手初手3-4の場合

(No.39)
原住民の村、工房、交易路、公爵、商船、都市、地図職人、商人ギルド、大市場、銀行
(4人戦・植民地・屋敷場)
1)1番手初手3-4の場合
2)4番手で他に初手5-2のプレイヤーがいない場合の初手5-2の場合

(No.39)
 ※番号被り
礼拝堂、村、大使、労働者の村、鍛冶屋、研究所(その他のサプライ未定)
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合
2)1番手が1ターン目に「鍛冶屋」購入後の2番手初手4-3の場合
3)1番手が1ターン目に「大使」購入後の2番手初手4-3の場合
4)1番手が1ターン目に「研究所」購入後の2番手初手4-3の場合

(No.40)

礼拝堂、オアシス、移動動物園、民兵、襲撃者、馬商人、狩猟団、香具師、街道、大市場
※サプライだけ提示で状況設定なし
1)初手4-3、2-5、それぞれの場合の購入

(No.41)
原住民の村、公爵婦人、岐路、画策、鉄工所、金貸し、行進、泥棒、貢物、へそくり
(4人戦・属州・屋敷場)
1)1番手が鉄工所ステロに進んだ場合の、4番手初手4-3、5-2、それぞれの場合

(No.42)
原住民の村、薬師、占い師、交易路、引揚水夫、収穫、秘術師、策士、宝物庫、船着場
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手3-4の場合
2)1ターン目に銀貨を購入したところ、2番手が1ターン目に「ポーション」購入した。その場合の1番手の2ターン目4金の購入は?

(No.43)
岐路、秘密の部屋、石工、銅細工師、記念碑、石切場、海の妖婆、熟練工、辺境伯、ハーレム
(2人戦・属州・屋敷場)
1)2人共初手「海の妖婆・銀貨」を購入した後の1番手3ターン目、手札が「銅貨×4、屋敷}の場合の購入は?

(No.44)
見張り、泥棒、労働者の村、吟遊詩人、へそくり、宿屋、山賊の宿営地、偽造通貨、墓暴き、盗賊
(2人戦・属州・避難所)
1)1番手初手4-3、5-2、それぞれの場合

(No.45)
地下貯蔵庫、助言者、都市、偽造通貨、書庫、前哨地、預言者、厩舎、策士、拷問人
(2人戦・属州・屋敷場)
1)2人共初手「銀貨×2」を購入した後の1番手の場合
2)2人共初手「銀貨×2」を購入した後の2番手の場合

(No.46)
中庭、停泊所、画策、願いの井戸、使い魔、共謀者、鍛冶屋、はみだし者、改良、拡張
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合
2)1番手初手5-2の場合

(No.47)
地下貯蔵庫、青空市場、木こり、はみ出し者、大使館、祝祭、投機、屑屋、騎士(ベイリー)、船着き場
(3人戦・属州・避難所場)
1)1番手、2番手が1ターン目に「銀貨」購入後の3番手初手5-2の場合
2)1番手、2番手が1ターン目にそれぞれ「青空市場」「銀貨」購入後の3番手初手4-3の場合

(No.48)
礼拝堂、愚者の黄金、岐路、従者、坑道、青空市場、大使館、肉屋、隠し財産、行商人
(4人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合

(No.49)
変成、開発、浮浪児、願いの井戸、宝の地図、はみだし者、探検家、改良、ならず者、行商人
(2人戦・植民地・屋敷場)
1)1番手初手5-2の場合
2)1番手初手4-3の場合 

(No.50)
礼拝堂、手先、蝋燭職人、仮面舞踏会、密輸人、画策、島、埋蔵金、官吏、騎士(モリー
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3、5-2、それぞれの場合

(No.51?)
真珠採り、オアシス、吟遊詩人、改築、ネズミ、男爵、船着き場、宝物庫、盗賊、ハーレム
1)1番手初手「改築・オアシス」購入時の2番手初手3-4の場合

(No.51)
鍛冶屋(その他のサプライ未定)
(2人戦・属州・屋敷場)
1)2人共初手「鍛冶屋・銀貨」を購入した後の3ターン目で、考えられるすべての引きに対する1番手のプレイ

(No.52)
原住民の村、手先、薬師、見張り、男爵、島、民兵、街道、農地、狩場
(4人戦・属州・避難所場)
1)3人が「薬師ー街道ー手先」プレイを選択し、1人が初手「島(納屋廃棄)・銀貨」からステロを選択した場合、どちらが有利か?

(No.53)
原住民の村、工房、金物商、鉄工所、民兵、肉屋、公爵、熟練工、建て直し、魔女
(属州・屋敷場)
1)2人戦の1番手の場合(初手の想定なし)
2)4人戦の1番手の場合(初手の想定なし)
3)4人戦の3番手の場合(初手の想定なし)

(No.54)
手先、開発、坑道、採集者、宝の地図、シルクロード、策士、都市、厩舎、品評会
(4人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手3-4の場合

(No.55)
石工、海の妖婆、護符、交易人、囲郭村、弟子、地下墓所、偽造通貨、秘術士、建て直し
(2人戦・植民地・避難所場)
1)1番手が1ターン目に「銀貨」購入後の2番手初手4-3の場合

(No.56)
礼拝、堀、村、木こり、宰相、改築、金貸、祝宴、祝祭、魔女
(2人戦・属州・屋敷場)
※目的:初心者との対戦です。対戦相手(初心者)にドミの魅力を知ってもらう。
1)1番手初手4-3の場合
2)1番手が1ターン目に4金で購入後に、2番手(初心者)が「何買えばいい?」と助言を求めてきたときの回答

(No.57)

石工、改築、玉座の間、伝令官、議事堂、山賊の宿営地、盗賊、建て直し、パン屋、予言者 
(3人戦・属州・屋敷場)
1)1番手が1ターン目にコイン・トークンを使って「議事堂」購入後の2番手初手4-3の場合

(No.58)
礼拝堂、岐路、公爵夫人、従者、名品、洞窟(※)、宝の地図、よろずや、官吏、品評会
(4人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合
※洞窟(新拡張:冒険)3コスト・アクション:持続/+2カード、+1アクション、カード2枚を捨て札にする。次のターンの開始時に+2カード、カード2枚を捨て札にする。

(No.59)
真珠採り、村落、執事、倉庫、採集者、隊商、民兵、魔女、寵臣、バザー
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合
1)1番手が1ターン目に「民兵」購入後の2番手初手4-3の場合

(No.60)
岐路、村落、執事、工房、錬金術師、武器庫、鍛冶屋、狩猟団、市場、策士
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合
2)2番手初手2-5の場合

(No.?)
占い師、移動動物園、賢者の石、共謀者、海賊船、広場、探検家、街道、宿屋、大市場
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手が1ターン目に「銀貨」購入後の2番手初手4-3の場合

(No.?)
物乞い、執事、木こり、城塞、馬上槍試合、パン屋、伯爵、偽造通貨、国境の村、拡張
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合

(No.59?)
地下貯蔵庫、公爵夫人、宰相、開発、画策、坑道、男爵、値切りや、隠し財産、行商人
(4人戦・属州・屋敷場)
1)1番手が1ターン目に「値切り屋」購入後の2番手初手3-4の場合

(No.62)
公爵夫人、秘密の部屋、大広間、オアシス、神託、助言者、義賊、広場、預言者、交易場
(2人戦・属州・屋敷場)
1)1番手が1ターン目に「公爵夫人」購入後の2番手初手3-4の場合

(No.63)
堀、木こり、改築、鍛冶屋、祝宴、議事堂、研究所、鉱山、祝祭、冒険者
(4人戦・属州・屋敷場)
1)1番手初手4-3の場合
※1位のみ勝ち抜けという条件です

(No.64)
堀、木こり、工房、宰相、改築、金貸し、泥棒、密偵、役人、祝祭
(4人戦・属州・屋敷場)
1)1番手、2番手がそれぞれ1ターン目に「金貸し」「祝祭」購入後の3番手初手3-4の場合
※1位のみ勝ち抜けという条件です


・・・問題集としてはいいかもしれませんが、解答がないのが何とも。
こういった企画は、誰か偉い(上手い)人が回答担当をしてくれると盛り上がるんでしょうが(いないと、投稿しても回答がつかない回があったり、あっても微妙な回答ばかりだと、廃れていくような)。
とりあえず、ではでは。

熊本ドイツゲームの会(大会ゲーム:ドミニオン)に参加してきました

先週のことですが、たまに参加する熊本ドイツゲームの会に参加してきました。
熊本で月一の定期開催(多分、北九州と並んで九州最大規模)で、毎回14時頃から会員投票で選ばれたゲームについて大会(ミニ・トーナメント)を行うのも特徴の一つとなります。
大会ゲームがドミニオンの時とサンクト・ペテルブルグの際はなるべく積極的に参加するようにしており、今回はドミニオンの回だったので参加してみました。
ちなみに、サンクトの回は2回(3回だったかも)参加して全部勝っていますが、ドミニオンは前回参加した時は惨敗しているので雪辱を期すところもありました。

あと、北九州ではドミニオンはプレイ頻度が少なくなってきているのに対して、熊本がどんな感じかというのを見たかったのと、これまでJRでしか行ってなかったのですが、高速バスで行くとどんな感じなのか(時間はかかるけど、値段的にはJRで北九州にいくより安くなる)を見てみたかったというところがあります。

大会の形式は16人参加で、予選は4人ずつで卓を組み、それぞれの卓で基本のランダム・サプライを準備して、「属州・屋敷場・4人戦」で1位のみ決勝進出という条件でした。
勝戦だと、1位のみ優勝となります(2位以下の順位はつけない)。
ミニ・トーナメントなので2回戦しか行われません。
ちなみに、「同点の場合、終了手番に関係なく下位手番の勝利」というハウス・ルールが採用されています(決勝進出・優勝は1人のみという大会システムのため)。

ちなみに、ドミニオンの普及率という点でいうと、大会開始前に練習している風景もなく、大会後に対戦者を募っても集まらずという感じで、熊本でもプレイ頻度が低くなっているのかなということを感じました。

【予選】
2:堀
3:木こり
4:改築、鍛冶屋、祝宴
5:議事堂、研究所、鉱山、祝祭
6:冒険者

運よく1番手(初手4-3)で、何も考えずに「鍛冶屋・銀貨」から鍛冶屋ステロにすすみました。
ちなみに、他のプレイヤーは2番手が「改築・銀貨」、3番手が「村・鍛冶屋」、4番手が「鍛冶屋・銀貨」でした。
3ターン目に鍛冶屋をプレイして4金(銀貨購入)という珍しい展開(残り山札5金)ですが、シャッフル後に銅貨を引いて4ターン目に金貨購入、5ターン目に鍛冶屋プレイして金貨購入、6ターン目に議事堂購入、7ターン目に議事堂撃って鍛冶屋と被らずと非常に順調な展開。
ただ、この議事堂で出た9金で「周りが遅い展開なので失速しないため」とか、ゆるふわに考えて属州でなく金貨・銀貨を買ったのは良くなかったですね。
その後、周りも議事堂を買ったせいで、村とか祝祭からの鍛冶屋が結構つながったこともあり、かなり追い込まれます。
とはいえ、こちらも鍛冶屋と議事堂が分かれて来たりと引くは悪くなく、流石に最後に逆転されるほどではなく。
1位で決勝卓に進出しました。

【決勝】
2:堀
3:木こり、工房、宰相
4:改築、金貸し、泥棒、密偵、役人
5:祝祭

ミニ・トーナメントなので2戦目が決勝で、ここで1位を取った人が優勝となります。
今度は3-4の3番手となりました。

1ターン目、1番手・金貸し、2番手・祝祭購入ときた3番手で、とりあえずここは銀貨購入ですが、2ターン目の4金で何を買うかを悩みます。
(ちなみに1番手、4番手は「金貸し・銀貨」、2番手は「祝祭・堀」という初手でした)

後になって「何取る?」に出題した際には「改築ステロでいいのでは?」というご意見もいただきましたが、その時の私の頭には改築スタートは全くありませんでした。
ちなみに、改築が頭からスコーンと抜けているのは、基本時代から改築ステロが苦手だったせいもありそうです。

その時は「どうせお金プレイするなら、役人ステロか宰相ステロだ」と思い込んで、悩んだ挙句、役人を選びます。
何となく宰相を取りたい感じですが、最高のスタート(3ターン目「宰相で金貨」)が取れた場合、泥棒を入れてくる人がいる可能性があって、そこまで考えると役人かなと。

結局、中盤に堀と改築を1枚ずつ入れた以外は、完全にお金プレイでした。
3ターン目に2番手の方に金貨買われて負けたかと思いましたが、最後の方にみんな7金連打(最初は私も付き合って7金出してました)の合間に8金連打できて、なんとか間に合った感じでした。
1番手の方が最後の属州を買ったけど、3番手の私と同点1位だったので私の優勝となりました。

【まとめ】
大人げないといわれるかもしれませんが、無事、雪辱を果たせました。
こういう時は知識量がモノをいうことの多い「Allカード・ランダム」とかよりも、「基本・ランダム」の方が厳しいものがありますね。
ではでは。

2015年ドミニオン日本選手権・本選レポート

ということで、予選に引き続き本選のレポートです。
最後の方に愚痴を書きますが、まずは結果から。

本選に使用するサプライですが、事前に発表された公式ルールでは「サプライは事前に決定されており、それぞれの回戦が始まる前に発表します。」と書かれていますが、(ルールには事前準備と書いてあったことも含めて)昨年同様、ランダムでした。
ただし、各回戦で使用するエキスパンション2つ(小箱は3つ)を決めた中でのランダムでした。

【1回戦】(基本+海辺:属州・屋敷場)
2:真珠採り、灯台
3:木こり、工房
4:玉座の間、巾着切り、引揚水夫
5:魔女、宝物庫
6:冒険者

本選1回戦は、生憎の4番手でした。
3番手が2-5で「灯台・魔女」スタートでしたが、自分も含め、残り3人は「灯台・引揚水夫」スタートでした。
2周目は3ターン目4金で灯台購入、4ターン目に引揚水夫で屋敷廃棄の5金で魔女購入と進めます。
ただ、今考えると、このサプライでの4人戦の4番手の取る手としては、初手は「灯台×2」にすべきだったかなと思いますし、初手「灯台・引揚」でスタートしても、4ターン目の引揚水夫からの5金は3枚目の灯台(最後の灯台)+銀貨とかの方が良かったかなと思います。2人戦のプレイングになってたなと思います。

全体の流れとしては、3ターン目に引揚水夫を引いた1番手が手番差もあって灯台4枚を確保して、ガードを固めつつ、魔女なしで金貨と宝物庫を貯め、最後はそれらを引き揚げて属州枚数で独走します。
2〜4番手は魔女をプレイしますが、刺さないといけない1番手には灯台4枚の威力を遺憾なく発揮してガードが固く刺さらず、逆にお互いに刺さりあって、足を引っ張り合う展開でした。
2番手は工房まで入れてデックを作りに来ていましたが、この場ではちょっと無理があったかなという感じで、3番手は初手5-2の分だけ2〜4番手の中では一歩リードという感じでした。私はダメもとで3周目に入れた玉座の間が4周目に魔女と揃ったりといった幸運はありましたが、イマイチ灯台が他プレイヤーの魔女と噛み合わず(あと4番手は、3ターン目に上家に魔女打たれると防御不可能で、手札の灯台を見詰めながら喰らう以外ないわけですが)といった感じでした。

結果として、1番手が断トツの1位で3番手が2位、私はかろうじて3位という結果でした。
この流れなら、灯台3枚確保してからデックを組み始めたら、1位は無理でも2位は行けたかなと思うと、やっぱり荒れ場のプレイングが甘いなと感じるところがあります。

【2回戦】(陰謀+繁栄:植民地・屋敷場)
2:中庭、
3:執事、交易路、望楼
4:共謀者
5:改良、公爵、保管庫
7:鍛造
8:行商人

2回戦ですが、またまた4番手でした。2番手、3番手の方は、顔見知りの方でした。
取り敢えず繁栄場なので圧縮だろうと思いつつ、自分は初手3-4(しかも4番手)に対して、5-2の方がいる(改良・中庭で入って屋敷1枚を執事に変えて圧縮は、かなり早そう)。
そこで中盤にアクション過多になるけど、圧縮優先ということで気合を入れて初手「執事・執事」でスタートして3ターン目の手札を開くと・・・

「銅貨、銅貨、屋敷、屋敷、屋敷」

倒れました。2連続4番手に加えて、3ターン目に(しかも圧縮場で)これはないのでは。

この時点で2周目に屋敷圧縮できない+執事は被るか、1枚は底るか(どちらかというと、被らず1枚底った方がいい)が確定となります。
涙を呑んで「パス」します。
4ターン目は「執事×2、銅貨×3」で、さすがにこの上で執事2底みたいなことはありませんでした。執事が分かれていればここで銅貨圧縮を考えるのですが(圧縮は早い程、その後の回転率が上がって効率よくなる)、被っていたので少し考えます。
この後都合よく引かないと勝負にならないので、圧縮でなく改良を加えることにします。3周目から圧縮しつつ、改良分の手数で行商人を何とか買って、行商人を改良で白金貨に変えて白金貨購入の手順をスキップといった「かなり都合の良い展開」くらいしか追いつく展開が思いつきません。
そこで執事を2金にして改良を買ったのですが、今考えると執事で2ドロー(残り山札2枚は銅貨×2が確定している)の方が良かったですね。やっぱり動揺していたということで。

5ターン目はシャッフル後に執事を引いて「執事、銅貨×3、屋敷」から銅貨、屋敷を廃棄して、もはや「アクション数が」とか言っている余裕はないので中庭購入。
6ターン目は改良で屋敷を望楼としつつ行商人購入。その後、1ターンに行商人2枚買えないかなとか血迷って交易路を入れたりもしましたが、次の周に運よく行商人と改良が揃った辺りから流れが変わります
1番手は行商人から共謀者デックを組もうとしていましたが上手くいっておらず、3番手は改良・中庭スタートながら2底とかなり引きが悪く、白金貨の獲得は執事1枚で圧縮しつつお金を淡々と買っていた2番手が1番目でしたが直前のことで、この時点の白金貨獲得で「これは追いついたのでは」という感じでした。
そろそろデックも薄くなり1ターンで半分以上まわるような感じになっており、2枚目の行商人を改良で白金貨に改良しつつ、白金貨2枚で3枚目の白金貨を購入しつつ最後の圧縮(交易路と銅貨を廃棄)を行った時点で、デックは「白金貨×3、銅貨、改良、望楼、執事×2、中庭」となり、ここから植民地購入に入ります。
序盤が序盤だっただけに、余裕がまったくない圧縮といった感じになりました。

殖民地3枚までは連続で買えましたが(改良はキャントリップ気味に余っている執事をレベルアップするのに使いました)、そこで失速して悩んで白金貨1枚の手札で公領購入、次のターンに4枚目の植民地購入と進みますが、1番手と3番手が上手くいっていないので、この時点でも勝ちが決まりません。
2番手の方は、デックに堅実にお金と中庭、保管庫が詰まった状態でヒタヒタと追いついてきて、残り植民地1枚の状態でターンが回ってきた時に、2番手の方は植民地4枚+属州1枚の46点という状態でした(自分は植民地4+公領1の43点)。
その時の手札が「植民地、改良、白金貨、中庭、銅貨」という状態で、まずは改良をプレイします。引いた一枚は公領でここで考えます。
デックのお金は「白金貨×3、銅貨×1」のみなので、手札の銅貨を廃棄すると、その後の中庭で白金貨2枚を引かないと植民地を買えません。どちらにしろ最後の植民地を買えば公領があってもなくても勝ちは変わらないので、公領を金貨にしつつ中庭をプレイします。残り山札に2枚ある白金貨のうち1枚でも引けば勝利です。
・・・引けるはずもなく。中庭で引いた執事か何かを戻して白金貨1枚で公領を買いなおしてターン・エンドとなります。そして次のターンに引く手札には、もちろん白金貨2枚あるので植民地に届きますが、1〜3番手の誰も植民地を買わずにもう一度手番が回ってこないといけないわけで。
次の2番手の方のターンに最後の植民地が買われて、ゲーム・セット。
3ターン目の状態から考えると勝ちの目があるところまで追い上げたとも言えますが、「やっぱり最後は白金貨引いて逆転勝利したかった」2位という結果になりました。

この時点で大会スコアは4点。ボーダーは16点とも言われていたので、残り2戦は1位必須となりました。

【3回戦】錬金術+収穫祭+ギルド:属州・屋敷場)
2:村落、蝋燭職人
4:再建、収税吏、伝令官
5:弟子、豊穣の角笛、肉屋
P+2:大学
P+3:賢者の石

そして第3戦。なんか、卓にいる3人の人全員に見覚えがあるような。

今度は運よく1番手だけど、もちろん5-2を引くような運は無く。
初手4-3からの最大の周りを考えると再建から入るのかなと再建から入りましたが、1番手だし初手「銀貨×2」から肉屋ステロが丸かったような気もします。
5-2で初手肉屋の人がいるし、2周目に何故か肉屋は買えるけど再建が底る(いや、再建が底ったから肉屋が買えたという話はありますが)。で、3周目に肉屋が底るという「おたっしゃ」な展開。
・・・4位。

ここで(ほとんど途切れていた)準決勝の目が完全になくなります。

【4回戦】(異郷+暗黒時代:属州・避難所場)
1:救貧院
2:岐路
3:物置
4:ゴミあさり、城塞、武器庫
5:官吏、厩舎、大使館
6:農地

3回戦に続いて4回戦も運よく1番手でしたが、卓に2人程5-2(初手「大使館・パス」)がいる展開。
今回も厳しいな、というか今日はこんなのばっかりと思っていたら、なんと2人共、2周目は大使館が底(初手にパスが入っているので1/11)で、4ターン目に大使館を買った私が5ターン目に初大使館をプレイする(既に銀貨がたらふく入っているので、金貨なしでも属州に届く)という展開。
ちなみに、序中盤の安定性を考えると大使館に行くにしても初手は「ゴミあさり・銀貨」で入って、3人大使館に入ったのを見た後なら、4ターン目の5金は大使館でなく厩舎ではないかという話もありますが、もはや大使館ステロしかやる気がなく、あと、中盤都合よく大使館を引いた場合に失速しないように、初手「銀貨×2」から入っています。

初大使館プレイ(5ターン目)の次のターン(6ターン目)ですが、山札はほとんど残っていないシャッフル直前の状態で、手札には6金あるという状態でした。
ここで考えられるのが、「アクション・カード(2枚目の大使館)を買う」「金貨を買う」「勝利点(農地・公領)を買う」の3択になると思います。ちなみに、他の3人のプレイヤーは大使館2枚体制だったと思います。
流石にここで公領は早すぎですし、確か「銀貨、銅貨×4」の6金だったので農地も微妙な感じでした。一般的には大使館2枚目になるのでしょうが、何故かその時は「ここで他プレイヤーに更に銀貨1枚配ると、終盤に他プレイヤーが息切れ(大使館打って7金しかでない)しない」とか思って、金貨を購入します。あと、最近「むやみに2枚目、3枚目のドロー・カードを買うより、地道にお金を買う」ステロがマイ・ブームだったからという話があります。

結果論としてはこれが良い結果となり、7ターン目に大使館をプレイして属州購入、8ターン目が「金貨、銅貨×3、共同墓地」という手札で農地購入(共同墓地廃棄で銀貨獲得)、9ターン目はシャッフル後の山札のトップの方で金貨を引いて丁度8金になって属州購入、次のターンが農地込みの6金で農地購入・農地廃棄で属州獲得で、1位となりました。

本来なら金貨でなく2枚目の大使館を買うべきだったのでしょうが、多少プレイを間違えても、引きが良ければ何とかなってしまうあたりもドミニオンというべきか(カードなどの引き運が絡むゲーム全般に言えることですが)。
4回戦の4ターン目以降は、ほぼ理想に近い引きだったかと思います。
同卓の人には申し訳ないけど、敗けが決まってから引きが良くなってもと思わなくもないですが。

終結果としては、「3位−2位−4位−1位」のサイクル・ヒットで、大会スコア10点という結果になりました。

【まとめ】
まぁ、本選について言うと、さすがに3回戦まで(特に2回戦、3回戦)の引きが悪かったという感じがします。
もちろん、1回戦とか3回戦はプレイ(選択)ミスをしているので、結果については運の悪さだけではありませんが、もう少しどうにかならなかったかなと感じます。

もともと予選突破するのにも結構運が必要な実力なので、例えば準決勝に残りたければ、実力を磨く以外に、初日(予選)・二日目(本選)の2日ともツイてないといけないわけで。
これが地元で月一くらいのイベントだと「そんなものか」と納得いきますが、年一でかなり交通費・宿泊費がかかったイベントだと、当日ついてないと、ちょっと切なく感じます。
まぁ、初日ツイていて予選は突破しただけ、初日ツイてなくて予選落ちよりは良かったわけですが。

あと、遠方からの参加者としては「もっと早めに大会内容の確定とか、参加申し込み受付(確定)の返信があると、ありがたいな」というところはあります。
特に今回は夏休み開始直後の3連休ということで、宿の確保が難しかったという話があります。
まぁ、そこは見切ってかなり早い時期に宿とか交通手段を確保していたのですが、仕事の都合で一度キャンセルして直前に取り直したせいで、かなり苦労しました。

ただ、そのおかげで、少し高かったけど会場から徒歩5分の宿を取れたので、体調面の調整という面でいうと、これまでで一番よかった大会でした。
なんせ、午前中の予選を途中まで見て、お昼食べて昼寝してから午後の予選に参加したり、本選受付開始(10時)の10分前まで宿でゆっくりすることができました。
それでも「本選はこの成績か・・・」という思いはあります。
まぁ、実力的には相応より良い結果ではあるとは思いますが。
・・・あれだけ体調整えて臨んだのに、実力差があるとはいえ、アグリコラをプレイしていたせいで徹夜明けの方より順位が低かったのは、少しショックがあったような。

うーん、もちろん実力を磨くのが第一ですが、それでもドミニオンは結構運の要素が高いので、如何な実力者でも、当日の運が悪ければ勝ち上がることができません(まぁ、逆に運がかなり良くないと、実力なく勝ち上がるのは無理でしょうが)。
やはり、信号や踏切で困っているお年寄りを助けて徳を積んでおかなければ、ということでしょうか。
そういえば、予選終わって東ドミの方と夕食を食べた際に、社会人なのに奢らなかったのが悪かったのでしょうか。まぁ、「昼も奢ってもらったから」と遠慮されてたけど、お昼に奢った方も、本選当日はあんまりツイてなかったみたいですし。

まぁ、いろいろやって、頑張って実力を磨いていって、あとは当日ツイていることを祈るしかないのでしょうが。
なんか、ネガティブな感じになりましたが、とりあえず以上で。