負け犬日記【先月の日本選手権予選の話です】

大変お久しぶりの更新です。
日本選手権の後、大変忙しかったというか(ずっと、終電か会社に泊まりの日々でした)。
まぁ、時間以上に気力が切れて、モノを書く意欲が作れなかったというか。
(北九州に行くのと、火曜ドミニオンの会に行く時間を作るので精いっぱいだったというか)。
やっとお盆休みでゆっくりできたので、断片的に書いていたいろいろな記事をまとめてみました。

さて、日本選手権の予選は惨敗でした。
もはや旬を二回り以上過ぎた今更な話ですが、後の記事にもつながるところがあるので、サラッと書いてみたいと思います。
まぁ、忙しかったということもありますが、こうやって読み返してみると、やっぱり忸怩たるものがあって、書く気が進まなかったところもあったというべきか。
まぁ、半ば愚痴ということで。

参加したのは、午後の部でした。

1回戦(基本、陰謀) 中庭、願いの井戸、執事、改築、泥棒 鉱山、研究所、書庫、ハーレム、貴族

見たところ、中庭ステロでも十分戦えそうなサプライです。ということで、中庭ステロイドする気満々で。
運よく1番手スタートで、まわりの様子も見たいので、銀貨−中庭とすすめました。
他のプレイヤーは、中庭ステロ、執事−泥棒、改築といった感じだったと思います。

で、3ターン目に中庭を撃って、とりあえず2枚目の銀貨を買った上で(何で2枚目の中庭でなかったかは、今考えると疑問ですが、よく覚えていませんが、その時は2枚目のアクションは書庫か貴族にしようとか、よくわかんないことを考えていたような)、4ターン目に金貨が買えるのを確認したところで、泥棒が飛んできて(自分の山札は丁度0枚の状態でシャッフルが入って)捲れたのが「中庭、銀貨」。
・・・ちょっと目が点になりました。山札の一番強いところが捲れつつ、銀貨が取られていってしまいました。

気を取り直して金貨を買ったところで、4番手の改築の人が屋敷を泥棒に改築したあたりで、結構嫌な雰囲気。
5金で研究所はともかく、次の6金で腰が引けて貴族を買ったり。
ただ、執事と被ったりしたのか、あまり泥棒が飛んでこないので、その後は心を強く持って金貨を買い足して、後は勝利点購入モードに。

シャッフルを挟むところで「0金ハンド」を引く(つまり、勝利点が底にたまっていて、次の山札に入らずに持ち越された)といった幸運もあり、35点(属州×4、公領×2、貴族×1、屋敷×3)でトップ。2着目は34点で、結果だけ見ると、執事で屋敷を圧縮した分を取り返せなかった形になっていました。

2回戦(基本、陰謀) 木こり、大広間、貧民街、民兵、偵察員 橋、書庫、寵臣、貢物、ハーレム

今回は2番手。
1番手が1回戦に中庭ステロで戦った「ステロ」のてっぺいさんを叩きのめしたトニザブローさんで、3番手がkabibouzuさん。

寵臣に行っても圧縮もサポートもないので辛そうだけど、誰かが寵臣に行ったら、その後のリカバリーが出来た人(有体に言うと、寵臣撃たれた後の4枚の手札に書庫を引いいた人)が勝ちそうな形勢かなと。

とりあえず銀貨−貧民街から入って、書庫に行く気満々スタートを切りました。3番手のkabibouzuさんが橋−銀貨、4番手の方が銀貨−民兵(対戦後に、「4番手なので何かしないと」ということで、民兵を選択されたと言われていました)でスタート。
ただ、この民兵さんは非常にかわいそうで、3ターン目1番手から3番手までが金貨、もしくはそれに類するスタート(kabibouzuさんは橋+銀貨+銅貨×3で、寵臣+貧民街とかだったような)を切ったところはもちろん妨害できないのは仕方ないにしても、底に沈んだ上に、やっと5ターン目に打ったら、みんな屋敷×2を捨てるわと、ほとんどお仕事出来ていませんでした。

で、状況はkabibouzuさんが寵臣に行って、他の人は書庫+αの形。とりあえず書庫、貧民街、金貨を数枚(多分、貧民街以外は2枚ずつだったかな?)、書庫の強化に寵臣1枚で頑張ってみましたが、先にトニザブローさんに4枚目の属州を買われて2位。
まぁ、今回は引き運も大きい場だし、仕方ないかなと。
後で聞いた話だと、サポートに入れた寵臣が、逆に寵臣を集めていたkabiさんに刺さっていたとか、いなかったとか。

3回戦(基本、陰謀) 地下貯蔵庫、手先、願いの井戸、鍛冶屋、玉座の間 役人、共謀者、鉄工所、市場、冒険者

・・・で、ここからが愚痴なわけですが。

サプライを見た瞬間「こんなことがあるのか?!」と思いました。
鍛冶屋ステロイドで、戦えるサプライが来るとは。
前日予想で、「どうせ、鍛冶屋と礼拝堂は出ないんだろ?!」とか言っていた自分の不明を詫びるばかりです。
「鍛冶屋ステロイドで戦えるなら、運悪く負けてもまったく悔いはない」と思って開いた初手(1ターン目)のハンドは2金でした。
・・・なんというか、ここまで引っ張って、これはないよね、と呆然とすることしばらく。

まぁ、ここで「パス−鍛冶屋」という手もあったのでしょうが、その時は思い浮かばず。とりあえず、仕方なく共謀者ルートを模索。
しかし、前日予想で『共謀者が来るとしたら、「寵臣や市場、鉄工所あたりと、低コストのキャントリップや地下貯蔵庫などと一緒」みたいな、露骨な共謀者場は出なくて、まわる、まわらないスレスレくらいのサプライが来そうな気がします。』と書いておきながら、ここまで「(鍛冶屋でなければ)共謀者やれ!」というサプライが出てきてしまうと、あんまりこういうサプライでの共謀者プレイのイメージが出来ていなかったり。
で、この時はiso(tropic)の時の癖で、何も考えずに、「どうせ共謀者がまわる時には市場もいるだろう」くらいの感じで、地下貯蔵庫−市場で入ってしまいました。まぁ、やっぱり市場でなく鉄工所から入るべきですね。あと、玉座を集めて鍛冶屋を絡めようかとか、その辺も、あんまり考えていませんでした。
で、3ターン目に「市場+銅貨×4」の手札を引いて、市場を撃って引いたのが屋敷で再度5金。さすがにここで鉄工所を買いましたが、結構、この辺も痛かったかもしれません(まぁ、市場でなく鉄工所スタートなら、鉄工所を起動しつつ、さらに4金の買い物が出来ているので、自業自得ですが)。

で、私は2番手だったのですが、1番手(入穂さん)と3番手は、軽快に鍛冶屋ステロイドを回していきます。
2周り目(3ターン目や4ターン目)に鍛冶屋を撃って、無事、金貨を購入しています。
4番手の人は、4-3の鉄工所からの共謀者ルートでしたが、こちらも、あんまり上手く回っていなかった印象があります。

で、そのまま鍛冶屋ステロイドにぶっちぎられそうな感じでした。
まぁ、鍛冶屋ステロイドを選択する場合、「運が良ければ勝てるけど、悪ければ負ける」という覚悟が必要ですが、逆に「鍛冶屋ステロイドを選択しない」場合は、「鍛冶屋ステロイド側がまわってしまった場合には負ける」覚悟も必要かなと考えているので、ここで鍛冶屋ステロイドに負けるのは(プレイングも失敗しているし)、まぁ、納得がいくのですが、ここで、鍛冶屋ステロイド側も失速してしまいます。

たまにある、「途中で1点でも他プレイヤーよりも先んじるために公領(屋敷)での点数を確保したせいで、逆に属州に届かなくなってしまった」というパターンで、属州残り1枚の状態で、公領、屋敷が切れて他に3山切れそうなサプライもなく、という状態になってしまいました。

そうなると、さすがに共謀者プレイ側に分がありそうな感じで、現在は4位ですが、最後の属州をとれば1位には届かないけど、2位には届きそうな状態でした。
で、最後のシャッフルで山の上側に弱いカードが固まっていて、やっと8金届きそうなハンドが来たところで、上家の入穂さんが鍛冶屋から8金だして、終了。
まぁ、仕方ないとはいえ、4位。

というより、4位なことより、このサプライで5-2を引く自分の運に、ものすごく文句を言いたい気分でした。
片付けの際に、入穂さんに「やさぐれている」とか言われましたが、まぁ、その時の気持ちは察してもらえたらと思います。

4回戦(基本、陰謀)
秘密の部屋、宰相、執事、庭園、泥棒 役人、魔女、市場、公爵、改良

で、1-2-4の9点で迎えた最終戦。1位をとれば間違いなく、2位でも、実は3回戦終了時では9点の中ではトップだったので、多分通れそうな状況でした。
・・・で、昨年の予選の最終戦同様、なんで、こういう大事な1戦で、ここまでツイていないのか。
誰に言えばいいかわかりませんが、ものすごく文句を言いたい気分です。

まぁ、魔女から入って改良というプランがどうだったかはともかく(役人−銀貨、もしくは初手から泥棒がいるなら役人−秘密の部屋からの公領・公爵の方が良かったのでしょうが)、

・3,4ターン目に魔女が買えず(4金どまり)、5ターン目に魔女を買ったところで、泥棒で「銀貨×2」がめくれる
・お金が足りなくなりそうなので、6金出たところで、改良より先に金貨を買ったら、1度も使う間もなく泥棒される(秘密の部屋は買ってたけど、引くはずもなく)

といった感じで、結構、どうしようもありませんでした。
というより、なんで、昨年に続き、「ここ一番」でこういう目に逢うのか。

まぁ、ドミニオンがある程度運の要素のあるゲームなので、しょうがないところはありますが、昨年に続き2回連続なのは、どうにかならないものか。
・・・今年の場合、3戦、4戦目はプレイ方針に疑問があったので、仕方ないところはありますが。
ただ、逆にちょっとでもついていれば、さすがに予選は突破できたのではないかと思うと、やはり、やり場のない怒りを覚えるというか。

まぁ、愚痴はこのぐらいで。