庭園プレイでの序盤の公領獲得について

選手権対応で、先月は基本セットの考察をしていたわけですが、その中で庭園プレイを考えていたときにフッと思ったことですが。

基本セットのみ環境だと、ほぼ木こり庭園限定の話になりますが。
初手が木こり×2だと、序盤に結構5金が発生します。これまでは、もったいないと思いつつ何も考えずに庭園+銅貨を購入していましたが、よく考えると、ここで公領を購入する手もあるのではないかと。

庭園プレイヤーは、庭園、屋敷+何か(木こり、公領、地下貯蔵庫など)の3山切れを目指すと思いますが、その場合に庭園1枚あたり何点(2点なのか、3点なのか、4点なのか)で終わらせることを目標にするかでプレイ方針が変わってきます。
私は1枚3点(デックが30枚)を目指して、なるべく庭園の数を確保しつつ、序盤に3金以下になった場合、終盤のことを考えて3枚目の木こりとか、地下貯蔵庫などを加えるプレイをすることが多いですが、庭園プレイヤーが多ければ、序盤から屋敷を刈って、庭園1枚2点で上等という速攻プレイも十分成り立ちえます。
で、よく考えると、速攻庭園プレイヤーがいる庭園場なら、庭園1枚の2点より公領1枚の3点の方が点数は高いのでは、と。

条件としては、例えば先の手番の2人以上が庭園に向かっている場合の木こり庭園場とか。
自分が庭園3人目であれば、ちょっと公領に寄り道したところで庭園はすぐに枯れるでしょう。で、自分は初めから速攻庭園を目指して、屋敷も積極的に購入していけば、上手くいけば、みんなの庭園が2点の時点で終わらせることができるような気がします。
特に、庭園が枯れ、屋敷の残りが薄くなるのを見て、つられて屋敷を買う人が出てくると、さらに成功率は上がりそうです。また、後述するように、他のプレイヤーは屋敷を買わないのもジレンマがあります。
そうなれば、庭園(自分は庭園+公領)の枚数で1枚程度負けていても、屋敷の数と「公領−庭園の1点差」で勝てる目は結構ありそうな気がします。
実際、他の庭園プレイヤーは、序盤公領を見て非庭園に移行するのは難しいだろうし、ゲームを引き伸ばすために片方が屋敷を買わないプレイをした場合、残りの通常庭園プレイヤーが屋敷を買って「屋敷を買いつつ、伸びた時間で庭園1枚3点まで伸ばして」勝つという展開が見えて、屋敷を買わないのは、単なる”キング・メーカー”になる可能性というジレンマがあるような気がします。

また、通常庭園プレイヤーに上手く引き伸ばされて庭園1枚3点ペースになっても、庭園1枚は公領の3点と同価値で、終盤の購買力に差が出ても、屋敷はその差が出る前に枯れているはずなので、後は上手く公領を何枚買われたかと、自分が乗り遅れずに30枚に出来るか、という話になります。
まぁ、購入スタイルを変えて、残りの庭園プレイヤーが屋敷を買わず、庭園1枚4点まで引き伸ばされた場合は負けでしょうが、その場合、庭園3人、属州1人の分布だと属州プレイヤーが勝っているような気がします。

とはいえ、工房庭園だと5金に届かないし、その他の庭園だと屋敷を枯らすスピードに問題があるので、基本セットだと、ほぼ木こり庭園限定のプレイのような気がしますし(たまに役人・市場・庭園とかでも、似たようなことはおこるかもしれませんが)、庭園プレイヤーが他に1人だと、そもそも速攻庭園が難しいという話があり、かなり応用範囲の狭い話ですが。

まぁ、庭園プレイだからといって、必ず庭園を買わなければいけないと考えていた分、自分は頭が固かったかなと。

あと、最近のプレイで感じた豆知識的な話
・役人場の密偵は弱い
・宝物庫あると玉座が安心して買える
結構、どうでもいい話ですが、メモ的に書いときます。