基本に帰ろう (その7) 庭園プレイなど

とうとう、選手権当日ですね。
参加する方は、頑張ってください。
・・・そのうち、九州でも予選とかするくらいになってくれたらいいんですけど。

さて、庭園プレイは苦手なので、上手く書ける自信もないので、簡単に。

庭園プレイが何故難しいかというと、参加するプレイヤー次第で、同じ環境(王国セット)でも「場のコンセンサス(何ターンくらいにゲームが終了して、何点くらいで勝てるのか)」がかなり変わってくるからです。
さらに言えば、大会のような知らない人とプレイする環境だと、このコンセンサスを読むのがかなり難しく、何となく雰囲気がつかめる頃には、方向性が間違っていることはわかっても、修正するには手遅れとなっていることも、結構あるような気がします。

だいたい、私が庭園プレイというと、木こりか工房があって、2〜3人の人が庭園に進んで、庭園1枚3点を目指す(デックが30枚越えた時点でゲーム終了を目指す)プレイが頭に浮かびます。
ただ、庭園の人数が多くなると、最初から庭園、屋敷、木こりの3山切れを目指す、庭園1枚2点の速攻庭園というのも、可能になってくると思います。
あと、結構、非庭園プレイヤーのプレイングでも変わってくるところがあります(非庭園プレイヤーの方が、より庭園プレイヤー達の動向の影響をうけますが)。
また、庭園が自分1人で残り3人が鍛冶屋ステロイドみたいな場合も、プレイを修正する必要があります。

結局、場のコンセンサスを読みながら、それにあわせたプレイングを心がけるしかないということで。いわゆるメタ・ゲームが難しい場といいましょうか。
で、序盤の時点でメタを読むのは難しいといより、当て物といった趣もあり、たまたま合致したプレイヤーが運よく勝つといったこともあり得ます。
まぁ、ドミニオンでも運の要素は大切で、無視しえない項目ではありますが。

(おまけ)
今回挙げませんが、議事堂も基本セットのパワー・カードの一つです。
コスト5なので初手4-3の時取れないので今回の一連のコラムでは上げていませんが、初手5-2の時は、有力な候補となります。
で、初手5-2で議事堂を買った(買う予定の)際に、2金の買い物は何がいいでしょうか?
ちなみに、3ターン目に議事堂をプレイした際に6金に届く確率は

2コストのカード :28%
パス :53%
銅貨 :66%    

となります。パスより銅貨の方がいいのは知っていましたが、堀とか買った際にここまで確率が落ちるとは知りませんでした。

基本セットでアクション連打を構築できるとすると、鍛冶屋−村とかよりも、よっぽど議事堂から入った形の方が多いような気がします。
(議事堂⇒銅貨⇒金貨⇒2枚目の議事堂⇒村2枚 とか)


では、選手権参加される方は頑張ってください。