基本に帰ろう (その1) 総説

日本選手権の概要が公開され、エントリーが始まりましたね。
・・・地方(九州)在住だと、あんまり関係なさそうですが。

120人まで参加で、1位6点、2位3点、3位1点、4位0点の4回戦の上位16人となると、同順位(終了時の点数も、プレイ・ターン数も同じ)がなく、120人フル参加とすると、ボーダーは18点っぽいです。
で、同順位があると(同順位の場合、点数を足して人数で割る)、少し下がるでしょうか。

【1位×3回+α(18点+)】、【1位×2回、2位×2回(18点)】あたりが安泰、
【1位×2回、2位×1回、2-3位同点×1回(17点)】も、まぁいけそうで、
【1位×1回、1-2位同点1回、2位×2回(16.5点)】は微妙(上位はいけるか?)でしょうか。
※2位(単独)の部分は1〜3位同点でも可。

その辺は同点が出やすいサプライがあるか(例えば鍛冶屋ステロイドしかなさそうな速攻サプライとか)にもよるような気がします。

4回戦だと、1回事故る(運が悪い)とそのまま予選敗退につながるので、運の要素が結構大きいですね。これに数万の交通費・宿泊費をかけて参加するのかといわれると・・・。
240名参加、8回戦で上位24名予選抜けとかだったら、それなりに実力者がコンスタントに抜けれそうな気がしますが。

まぁ、基本セットだけだと、最近の全部ランダムで結構でてくる「5-2の人がそのまま負け」というセットが出にくいのが(逆に5-2圧勝(特に魔女関連)は出やすいですが)、せめてもの救いですが。

あと、サプライがランダムなのか、少しはその辺考えて準備したものを使うのかでも、結構変わるような気がしますが、まぁ、当日その場でランダム選択なんだろうなぁ、という気がします。

ということで、最近のドミニオン関連の考察は収穫祭まで入れた全部ランダムが前提になっているので、日本選手権対応で、しばらく、『基本セットオンリー(題して【基本に帰れ】)』の考察をしてみようかと思います。
といっても、今思いついたので、これからボチボチとやっていくわけですが。

まずは基本的なところから。

海辺以降、最近のドミニオンに慣れ切ってしまっていると、既に忘れてしまっているかもしれませんが、基本セットのみというのは、【基本的にアクション連鎖が弱い】と言えると思います。
アクション連鎖が戦えるようになるのは、漁村以降(海辺以降)で、逆に「アクション連鎖でなければドミニオンに非ず」となったのは、錬金・繁栄世界のような気がします。

あと、基本セットには3枚ほど非常に影響力の高いカードがあります。
「庭園」「魔女」「礼拝堂」です。あと、「鍛冶屋」も加えていいかもしれません。
また、全部で25種類しかないので、ある特定のカードに注目した場合、2.5回に1回はそのカードが出てきます。
で、ランダムの場合89%の確率で「庭園」「魔女」「礼拝堂」「鍛冶屋」の1種類以上は出現します。
「庭園」「魔女」「礼拝堂」の3種類に絞っても80%になります。
最近の全部入りランダムだと結構出現する、『何とも特徴のない、まったりしたセット』というのは、あまり出現しないということです。

ということで、基本セットへの対応としては、
1)「庭園プレイ」「礼拝堂プレイ」「鍛冶屋ステロイド」「魔女プレイ」の各プレイングを検討し(魔女の場合、「魔女を買って、撃つ」だけという側面があって、プレイというほどではないですが)、

2)あとは、特に押さえておくべき相関関係(アンチ民兵としての書庫とか)を検討する

あたりから始めるのが妥当でしょうか。

とりあえず「庭園プレイ」は結構メタ・ゲーム関連が面倒なので、まずは「礼拝堂プレイ」から解説を進めて行こうかと思います。

※細かいところは、以前の記事の1:総説、2:基本セット(個別カード)あたりも参考にしてもらえたらと思います。