初心者へのインストについて

今回も雑談ですが、前回までとはちょっと違った話です。
前に予告した「最終目的は何ですか?」はまだ全然まとまっていないので、そのうちということで。

先月ですが、あんまりボード・ゲーム(カード・ゲーム)に詳しくなさそうな人にドミニオンをインストするという機会があって、少し思ったことがあったので。

ABC(アクション・バイ・クリーンナップ)とか、終了条件や勝利条件といった基本的なルールの話をした後、取り敢えず「最初のゲーム」でいいかと思ってサプライ10種類の説明を始めたのですが、最初の地下貯蔵庫のあたりで説明を聞くのに疲れている感じがしました。

推奨サプライ「最初のゲーム」
2コスト:地下貯蔵庫/堀
3コスト:木こり/工房/村
4コスト:改築/鍛冶屋/民兵
5コスト:市場/鉱山

良く考えれば、初心者の初回プレイのサプライで10種類にこだわる必要もないかと思って、最初のゲームの10種類から幾つかカードを抜いてみました。
その時は環境に変化があった方がいいと思って民兵は残したのですが、みんな民兵買って打ち合って、結構それがストレスになっていたように見えました。
今考え直すと、アタック・カードの民兵を抜き、そうすると存在価値が低くなる堀を抜き、もともとこのサプライでは存在価値の低い木こりを抜き、例外処理(獲得したカードが即座に手札に入る)の説明が面倒で改築と被った感じがあるので鉱山を抜くのが良かったかなと思います。また、ここまでくると最初のゲームのカードにこだわる必要も少ないので市場は祝祭(+購入のカードというところは同じで、+2アクションの量に余裕を持たせて鍛冶屋や改築のようなターミナル・アクションを使える余裕を増やしておく)に置き換えるのも良いかもしれません。

簡略化「最初のゲーム」(王国カード6種類)
2コスト:地下貯蔵庫
3コスト:工房/村
4コスト:改築/鍛冶屋
5コスト:祝祭

※画像は穴埋め的に関係ない勝利点4種類を加えています。

本格的にドミニオンをやり込みたいという初心者相手なら「お金プレイ(基本カードだけ)で10回」「そこに鍛冶屋だけ加えて10回」「礼拝堂だけ加えて10回」といったところから始めますが、あまりゲームに詳しくなさそうで、サプライの10種類のカードを把握するのも大変そうな人相手の場合、これくらいのサプライなら、ストレス少なく、そこそこ遊んだ気になるかなという気がします。
他に、適当な組み合わせ(初心者相手にカード把握なども含めたストレスが少なく、かつ、それなりに遊んだ気になるようなサプライ)があったら、コメントにでも挙げてもらえたらと思います。

またその時はプレイ人数が足りないので、インスト後に私もゲームに参加しました。
これまで、そこそこゲームに慣れている人が相手の場合、ハンデとして私はお金と勝利点の購入だけでプレイしてきたのですが(「アクションを買いすぎたりすると、単なるお金プレイに負けることもあるよ」といった教訓を示す意味もありますが)、こういった場で同じことをやると、初めての人たちが「どうプレイしたらいいか、わからない」状態の助けに、あまりなりません。
こういう場合は、大人げないといった観点は度外視しして普通にプレイして(初手に改築から始めるとか)、どういう風にプレイするかを示してあげた方がいいのかもしれません。
その上で勝敗にこだわる人がいたら、自分(インスト者)だけ除外して初心者だけで順位をつけるとかでいいような気がします。

まぁ、インストをはじめとした説明は、相手がいるので、相手にあわせたやり方が必要ですよねということで。

ではでは。