ゴコスト第2期第6戦参戦記録

FERRYさんが主催されているゴコスト(第2期第6戦)に参加しましたので、その結果を。
主催のFERRYさん、対戦したゆぅくりっどさん、お世話になりました。
対戦は2人戦で2戦先取という形になります。(詳細はこちら

では、対戦の結果について。

【1回戦】

物乞い、抑留、隠遁者、役人、議事堂、値切り屋、収穫、大市場、ハーレム、行商人
植民地・避難所場

Log

サプライを見て思ったことは、
・植民地場で、値切り屋、大市場がある
・隠遁者で避難所は圧縮できるが、銅貨を圧縮する方法がない
・安定して使える村(+2アクション)がない(避難所と狂人のみ)
・行商人があるけど、+購入は議事堂、大市場と高めで、行商人をおいしく解体できるカードはない

といった辺りでしょうか。
第一目標としては「狂人プレイ+値切り屋で白金貨を買いつつ、値切り屋のオマケで大市場獲得」と考えてプレイを始めました。

運良く先手番となった私の初手は「隠遁者−銀貨」で対戦相手のゆぅくりっどさんも同じになります。
ただ、対戦相手の動向でこちらのプレイングが変わることもなさそうなので、1ターン目は隠遁者でなく銀貨で入った方が良かったかもしれません。
3ターン目に4金を引いて銀貨を購入、4ターン目に「銀、銅×3、隠遁者」で隠遁者で捨て札の納屋を廃棄・銀貨獲得しつつ値切り屋購入になります。
隠遁者を4ターン目でなく3ターン目に引いて、3ターン目は隠遁者(隠遁者獲得)→狂人獲得、4ターン目値切り屋購入の方が良いのですが、2周目に値切り屋が買えて隠遁者が沈まなかっただけでも御の字でしょう。
対戦相手のゆぅくりっどさんもほぼ同じ動き(違いと言えば4ターン目の隠遁者の廃棄が草茂る屋敷で、そのドローで5金目を引いている)で、形勢は互角といえます。

5ターン目もアクションなしの4金を引いて、「今回は狂人プレイ+値切り屋頼み」「植民地場なので銀貨はいらない」と考えて2枚目の隠遁者を追加します。
返しのゆぅくりっどさんは「共同墓地、隠遁者、値切り屋、銅、納屋」と結構うらやましい手札を引いて、隠遁者で納屋を廃棄しつつ、値切り屋で追加の隠遁者+オマケで行商人という展開。
6ターン目は「銀×2、銅×2、隠遁者」から隠遁者で草茂る屋敷を廃棄しつつ金貨を購入で、なかなか狂人を取る形になりません。
この時、狂人プレイ時のことを考えて2枚目の値切り屋にするか悩んだのですが、シャッフル後の7ターン目の手札は「値切り屋、金、銀、銅×2」。
何というか、ゆぅくりっどさんには申し訳ないひどいハンドで、狂人の助けなしでいきなり「白金貨+大市場」が手に入ってしまいます。
2枚の隠遁者を8ターン目、9ターン目に別々に引きましたが、手札に5金あろうが、もはや狂人化しか目に映りません。
9ターン目にゆぅくりっどさんが値切り屋込で初の白金貨を購入しているのを横目に、シャッフル後の10ターン目の手札に狂人を引いてプレイ、さらに2枚目の狂人を引いてプレイしてほぼ引き切って、大市場と値切り屋をプレイした時点で「勝った」と思いました。このターンで白金貨2枚、大市場2枚を獲得し、私の方は合計3枚ずつに対して、ゆぅくりっどさんは1枚ずつという状況になります。
・・・そう勝ったと、思ったわけですが。

次の11ターンに11金で植民地を買ったまではいいのですが、12ターン、13ターンに連続で10金(いずれも白金貨購入)、14ターン目は値切り屋付きで18金出たのでさらに体制固めに白金貨2枚(+大市場2枚)を追加したのですが、15ターン目もまさかの10金で流石にまずいと思って属州を買い始めますが、16ターン目もまさかの10金(属州購入)となります。
あれ、ゆぅくりっどさんのハーレム購入分を含めて何故か点数が逆転されています。
流石に17、18ターンは植民地を購入出来ましたが、先に4枚目の植民地をゆぅくりっどさんに買われた状態の19ターンは15金。あと1金あれば「最後の植民地+公領」で逆転勝利ですが、1金足らずで属州+公領で相手にターンを返すことになります。
ここで最後の植民地を購入されると、負けになります。
胃の痛い思いで待ったゆぅくりっどさんの19ターン目は植民地に届かずでセーフでしたが、20ターン目の私の手札が再度(本日5回目)の10金。・・・7金病というのは良く聞きますが、ここまで10金続くのはかなり珍しいのではないかと。
流石に負けたと思いましたが、返す19ターン目のさんのターンも属州どまりで、次の21ターン目は余裕で殖民地を購入して、幸先良く1勝となりました。
いろいろありましたが、結局最後に勝ったということは、ついてたと言えるのかもしれません。
終わった後で、「途中(値切り屋込の18金出た14ターンとか)で議事堂を1枚加えておけば良かったかも」と反省しました。

【2回戦】

原住民の村、秘密の部屋、占い師、見張り、神託、工房、隊商、密偵、街道、船着場
属州・屋敷場

Log

2戦目は街道がやけに目立つサプライになります。
ポイントとしては、
・2人戦なので工房からの隊商獲得が結構大事
・街道プレイで工房で獲得出来る範囲が広がる
 中盤は「街道−工房」からの街道獲得が重要で、街道が集まれば工房で属州も取れるかも
・街道を集中的にプレイするには街道を集めるとともに船着場などのドローも大切
 特に船着場は、街道でコストの下がったカードを買い集めるための+購入源なので非常に重要。
 街道と船着場が同じコストなので、どのバランス(順番)でデックに加えるか悩ましい

といったところになるかと思います。

2戦目はゆぅくりっどさんが先攻めになります。
ゆぅくりっどさんが「工房−隊商」スタートで、私の方は1ターン目工房を購入した後の2ターン目(4金)に、隊商ではなく「見張り」を選択しました。

隊商獲得レースで一歩譲ることになりますが、
・「圧縮するなら初手から」が基本
・中盤に先に「街道−工房」が揃った方がかなり有利になることを考えると圧縮の意義がある
・屋敷を廃棄すれば、工房から隊商獲得競争している途中でも5金出ることを期待できる
・山札のトップを確認出来るのは原住民の村との相性もいい
といったことから「見張り」を選択しました。

3ターン目のゆぅくりっどさんの工房での隊商獲得、4金で隊商購入というロケット・スタートに対して、私の方も見張りで屋敷を廃棄しつつ、工房で隊商獲得、原住民の村購入と悪くないスタート。
ただ、この後はうちの見張り君はしっかり見張ってくれず、2枚目の屋敷を廃棄することは出来ませんでした。
ハイライトとしては、6ターン目手札4金の状態から隊商でシャッフルが入りつつ引いたカードが銅貨でなかった(5金目を引けなかった)ところで、これでかなり勝利が遠のいた気がします。

ゆぅくりっどさんは見張りではなく秘密の部屋を採用してそこから5金を出す形で、隊商などで引き増す形なので安定した結果が期待できます。
8ターン、9ターン目にゆぅくりっどさんは5金出て船着場、街道を足したのに対して、私の方は5金に届かず、銀貨や仕方なく神託を足す流れで、後は貧富の差は広がるばかり。
9ターン目に初めて5金出た際に、船着場と街道をはかりにかけて、神託1枚入れている分を考えて街道を購入して、10ターン目は街道+工房を期待して神託などの力を使ってほぼデックを掘り切るも、最後に山札に残った1枚が街道という引きでは、その差が埋まるわけもなく。
途中、神託でゆぅくりっどさんの船着場2枚を落とすようなハイライトもありましたが、そのまま順当に3山切れで2戦目を落とし、対戦成績は1-1となりました。

【3回戦】

真珠採り、引揚水夫、ゴミあさり、収税吏、弟子、屑屋、造幣所、へそくり、投機、船着場
植民地・避難所場

Log

3戦目のサプライは「ゴミあさり・へそくり」コンボが見えているのに、民兵などの妨害方法がありません(一応、収税吏で邪魔できますが、現実的ではないでしょう)。
属州場なら「へそくり」コンボ一直線ですが、植民地場なのがどう影響するか考える必要があります。

「ゴミあさり、へそくり×4」では11金(植民地)には届きません。
ゴミあさり2枚とへそくり4枚を集めるのに9ターンかかったとして、そこから属州7枚購入で合計16ターンで勝利点42点になります。
そこまでに植民地4枚を買われて、返しのターンに最後の属州を買われると負けになります。
サプライを見ると船着場、投機、屑屋、ゴミあさりで避難所場と、すごく強くないけど弱くもないので、15〜16ターンで植民地4枚は十分チャンスがあります。
なので、相手が遅そうなら「へそくり」コンボで安定して押し切ることも考えますが、本線としては「ゴミあさり−銀貨−屑屋−船着場−金貨−投機−白金貨−船着場・投機」といった感じで植民地を狙う形を考えてみました。
どちらにせよ、4-3なら初手は「ゴミあさり−銀貨」かなという感じです。

3戦目も私が後手番でした。
先手番のゆぅくりっどさんの1ターン目が収税吏購入で、白金貨(植民地)を目指す構えですが、あんまり早くもなさそうなので「へそくり」コンボで押し切れそうにも見えます。
私の方は予定通りゴミあさりからスタートします。
2ターン目はお互いに銀貨購入後の3ターン目、ゆぅくりっどさんは収税吏で銀貨を廃棄して「へそくり」獲得で、植民地にいくと見せかけて実は「へそくり」コンボに行くことが判明します。
ここで私の手札に銀貨があったら一撃で勝負が決まる程の致命傷でしたが、幸い被弾は避けられました。
ただ、これ2周目に銀貨と収税吏が揃ったから良かったのですが、揃わない確率が高いことを考えるとリスクが高いように思えます。ただ、逆に揃わなければそのまま植民地に進んだのかもしれません。ただ、+2アクションが共同墓地しかないことを考えると、少し展開が窮屈になるような気がします。
4ターン目にゆぅくりっどさんがゴミあさりを購入した返しの私の手札がゴミあさり込みの5金で、ここで方針を決める必要があります。
こちらもへそくりを買って同じコンボでのレースに持ち込むことも考えられますが、後手番ということもあり、こちらは植民地を目指した速度競争に進んでみることにします。

方針自体は悪くなかったと思うのですが(実際、後でネドミで検証したら、15ターンで植民地4枚+属州1枚は十分達成できるレベルでした)、やらかしたのが7ターンです。
「屑屋、ゴミあさり、投機、銀貨、銅貨」の手札だったので、実は確定で9金(白金貨購入)出せます。
屑屋後のゴミあさりのプレイ時に銀貨を山札に載せておいて投機をプレイすれば9金になります。
ゴミあさりと投機(借金)の組み合わせは、次のターンに引きたいアクション・カードを載せるのには適しませんが(投機をプレイすると流されるので、投機がプレイ出来なくなる)、投機で出る金額を確認してプレイ出来る(借金の場合は、確定で銅貨を廃棄出来る)ので、その点は便利といえます。
屑屋プレイ時に共同墓地を引き、それをそのまま廃棄すればいいものを、何故か金貨を既に買っているものと思い違いして「銅貨を廃棄しても9金に届く」と勘違いして、銅貨を廃棄して8金どまり。
こういう時は落ち着いて思い返す必要がありますね。
こんなことをしていたら、間に合うものも間に合わなくなるわけで。

結局、ゆぅくりっどさんは目算より1ターン早い15ターンに属州7枚に達しましたが、私の方がその段階で植民地2枚とノルマより2枚足りない状況で、負けとなりました。
無念です。
防衛したゆぅくりっどさんには、これから頑張ってもらいたいものです

ではでは。