The Dominion Cards Lists 2013 Edition 2

ギルドのプレビューが始まりましたね。
なかなか始まらなくてヤキモキしていましたが、いざ始まると毎日1枚ずつ更新と、結構なペースです。
本来なら、そっちのコメントをすべきでしょうが、ちょっとまだ考えがまとまっていないので、とりあえず前から用意していた方を先に処理することにします。

ということで、先日のDominionStrategy.comでのカード・ランキングの続きです。
ランキングに関して、日本語名や獲得評価%(平均値)を加えて整理してみました。

・4コストまで
・5コスト以上

【1〜2コスト】
「礼拝堂」始め上位陣は何となく理解できますが、先日も書きましたが「秘密の部屋」が最下位なのはどうなのかなという気がします。
暗黒時代のカードについては、まぁ、妥当なポジションンのような気がします。

【3コスト】
3コストも、あんまり前回から変動が無いですね。
上位陣は、まぁ、こんなもんかなという感じでしょうか。
その中で貧民街が最大のランク・アップ(+3ランク)している理由が謎です。望楼の2ランク・アップは、暗黒時代関連で悪さが増えたんで、何となくわかるんですけど。
トップが「大使」なのは、2人戦メインの環境だと仕方無いのかもしれませんが、やっぱり「どうなんだろう」という気がします。暗黒時代(避難所)環境だと大打撃なはずですが、その辺は特に反映されていなさそうですね。
あと、やっぱりというべきか、闇市場と密輸人は好き嫌いが激しいみたいで、順位はともかく、ばらつきは激しかったみたいです。
暗黒時代関連で言うと、賢者が思ったより低い(物置の下)のは、意外な感じがします。
しかし、宰相が最下位なのは(しかもダントツの最下位)、やっぱり納得がいかない気がします。

【4コスト】
3コストまでに比べると、変動が激しくなってきています。まぁ、種類数が多いせいもあるでしょうが、そのせいだけとも言えない気がします。
これも種類数が多い影響になるかもしれませんが、数が多くなるに従い、はっきり順位付けできない曖昧なところが多くなって、その分、ちょっとした事で順位が大きく変動するということもありそうです。

玉座の間」「香辛料商人」が8ランク・アップ、「共謀者」が5ランク・アップし、逆に「公使」「庭園」が5ランク・ダウンしています。
ただ、これらのカードは暗黒時代が追加されたことで大きく変わったわけでもなく、変動の理由が不明です。とはいえ、8ランク・アップしても「玉座の間」は15位、「香辛料商人」は23位(53枚中)なので、ランク・アップした後でも、「玉座の間」などの順位としては高いと思われる順位というわけではなく、前回の評価がたまたま低すぎた反動と思った方がいいような気がします。
ただ「香辛料商人」は単に異郷発売直後に比べてカードへの理解が深まったということかもしれませんが、「玉座の間」(基本)の方は、本当に解せません。評価%でも+11.0%と大幅アップで、単に同じくらいの%でカードが並んでいる中を抜けたというわけでもないみたいです。
2人戦の場合、玉座の間はコンボの中核になることが多いような気がします。「玉座の間」重ねがけの愛好者がもう少しいても良さそうですが、「宮廷」のインパクトのせいで、無意識のうちにイメージ・ダウンしていたのかもしれません。

暗黒時代のカードとしては、「襲撃者」が11位、金物商が13位と高めのランキングに入っているのは順当な気がしますが(金物商はもう少し上位でもいいような気がしますが)、
ただ行進が吟遊詩人やゴミ漁りを抑えて25位と言うのは、「どういうこと?」という気がします。というより、ゴミ漁り33位はちょっとビックリかもしれません。武器庫の41位も、ちょっと低いような気がします。
ネズミは、まぁ、使うのが難しいし、しょうがないのかなという気がします。

上位陣では、馬上槍試合が3位にあるのは、微妙にやり切れません。
個人的には馬上槍試合は、「(運よく)先に属州と馬上槍試合が揃った方」が一方的に押し切る場合が多くて、あんまり好きでないです。
特に2人戦だとその傾向が顕著な気がします。もちろん、最速で属州を確保し、属州と馬上槍試合を揃えるためのライブラリー操作などの部分でスキルの差が出て勝負が決まることもありますが、同レベルでプレイした場合に、揃うかどうかの少しの運で勝敗が決まり、しかも結果として結構圧倒的な差がつくことが多いような気がして好きになれません。
あと、2人戦メインの評価にしては鉄工所の評価が低い(37位)気がします。
逆に「海賊船」(44位)が低いのは、2人戦環境メインなんだなぁと、納得がいきます。
「航海士」、「役人」、「銅細工師」あたりが低いのは諦めていますが、「義賊」が微妙に高い(40位)なのは不思議な気がします。2人戦メインの評価環境なので、もっと低くていいような気がします。植民地環境の場合に、逆転(白金貨スティール)にかけることもできないので、「泥棒」よりも低くてもおかしくない気がするのですが。
あと、「護符」も思った以上に圧倒的に低いですね。Isoの2人戦なんかでは、場にあればかなりの確率で初手だったような気がしますが(その後の、「隊商」とか「漁村」争奪戦のため)。

あと改めてみると、収穫祭って強い4コストのカードが多かったんだな、と思わされます。

【5コスト以降】
現在のところ、5コストは上位陣を除いて結果が発表されています。
上位12位分は、今後発表されていくと思われます。
暗黒時代で上位12以内に入ったのは「狂信者」のみのようです。「偽造通貨」が思ったよりランクが低いのが意外です。

5コストは強力なカードが多く、また種類数が最大数のコスト帯なので、前々回から前回なんかも変動が激しかったみたいです。ただよく見ると、異郷のカードがリリース直後で不当に低かったのが、反動で高くなり、その分旧来のカードが割りを食ってランクが落ちていると言うパターンが多いような気がします。
・・・前々回から前回の「公爵」の+14ランクとかは、何が起こっているか良くわかりませんが(今回は-1ランクで21位)。まぁ、この辺は61枚中の40位くらいにいても、20位くらいにいても、特に違和感はない気がします。今回は「庭園」が5ランク・ダウンと変動が激しかったようですが、特殊勝利点の評価なんてサプライ次第なので、どうとでも評価されそうな気がします。

上位陣は、まぁこんなものでしょうか。「幽霊船」が上位にいるのが何となく気に食わない感じです。「大使館」が「最速ステロイド」の名にかけて、今回こそはBest10に入るかなと思っていたのに、逆にランク・ダウンしているのが、私的には少し納得いかないでしょうか。
あと、「交易場」(39位)とか「市場」(40位)、「議事堂」(42位)、「書庫」(43位)あたりは低すぎる気がします。まぁ、他の新しいカードの評価に気を取られて、忘れられた感もありますが。

5コストは大体のカードが大概なんで、順位はあってないようなところもあります(結局、この順位より、その時のサプライ次第で使うカードが決まる)。

【6コスト以上】
「6コスト以上」の枠は5コストの発表が終わった後に順次発表されるものと思われます。
前回、前々回分を見ると、2コストや3コストと同様、6コスト以上は枚数が少ないせいもあって変動が少ないですね。
前回の「品評会」の+3位は原因がよくわかりませんが、暗黒時代環境になれば、さらにランク・アップしそうですね。
上位の「宮廷」、「ならず者」あたりは効果的にも圧巻で分かりやすいですが「大市場」、「国境の村」あたりは、微妙な気がします。
この辺は強いというより便利と言った感じで、一撃の効果でいうと、「銀行」とか「鍛造」の方が上のような気もします。
まぁ、その辺、カードの評価というよりイメージといった方がよく、いい加減なものということで。
しかし、「ハーレム」(12位)より「農地」(13位)の方が低評価なのは意外でした。
暗黒時代からは「祭壇」と「狩猟場」が参加になります。「祭壇」は中位くらいには食い込むのではないでしょうか。

ポーション・カード】
ポーション・カードも今回分は現時点では未発表です。
ただ、前回までの傾向でいうと、はっきりいってポーション・カードの順位は、カード評価というより好みのような気もします。
2人戦環境メインと考えると、もう少し「支配」の順位は上でもいいような気がします。
あと、前回の「錬金術師」大暴落の理由は良く分からないですね。
「変成」が最下位なのは、仕方ないでしょう。

【番外:廃墟(Ruins)】
「廃墟(Ruins)」の順位なんて結構どうでもいいですが、結果をみると、その時は意外に感じますが、思い返せば何となく分かる順位です。
廃墟の中で、「まかり間違えば自分で買うこともある」カードを挙げるとすると、「市場跡地(+Buy)」しかないと思います。
それなのに「廃坑(+1コイン)」が上位なのは、「あくまで配られること前提」だからかな、という気がします。
確かに、配られたときのことを思い起こすと、あって助かった記憶という点では「廃坑(+1コイン)」が圧倒的に多く、次は「図書館跡地(+1カード)」や「生存者(ライブラリー操作)」のような気がします。
「市場跡地」が活きるためには、「良いデック」(廃墟まみれでないデック)が必要と考えると、「狂信者」や「襲撃者」で受け取った時には微妙で、「死の荷車」で自分から取った時だけ役に立つと言う話はあります。
(廃墟まみれの)「酷いデック」で考えると、5金や6金への最後の後押しとして「1コインでもありがたい」ので「廃坑」とか、次のターンの酷いドローを排除する「生存者」とかの方が「市場跡地」より上の場合が多いような気もします。
そういったことから、上位3位、特に1位、2位は接戦だったみたいですね。
「廃村(+1アクション)」が最下位なのは、仕方ないでしょうが、圧倒的ですね。
そうやって考え直すと「図書館跡地(+1カード)」の評価が以外に低いのかもという気もします。