【小ネタ】航海士+借金

今日も今日とてオンライン・ドミニオン(isotropi)で遊んでいたのですが、航海士と借金が揃ったサプライに出くわしました。

海辺発売当初は、航海士はよくあるカードの1枚で、特に意識するカードではありませんでした。
それが大きく変わったのは、思い返せば、「ドミニオンへの招待(初版)」での「オール1」評価でした。
確かに特に強いカードではなりませんが、「オール1評価されるカードではない」「5枚捨てて次のドローもゴミということは、お前のデックの強いカードはどこにあるんだ!」といった反発心から、このカードに肩入れするようになりました。
昔は、身内でプレーするときは、「航海士がサプライにあって、初手4-3だったら、必ず航海士を初手に買う」という誓いを立ててプレイしていた時もあったりしました。
そのせいか、現在では、気付いてみると、結構思い入れのあるカードになっています。

ドミニオンへの招待(2012年版)」はまだ読んでいませんが、そこで航海士がどう評価されているかは、ちょっと興味があったりします。

で、表題の「航海士+借金」ですが、航海士を使ったコンボとしては、かなり使いやすい部類に入ると思います。
航海士の「見て、並べなおして戻す」能力というのは、航海士自身がアクション消費(ターミナル・アクション)なため、結構使いづらく、結局「5枚戻す」か「5枚捨てる」かの2択にしかならないことが多いです。例えば、「村−航海士−2枚目の村」みたいに、まず村から入る必要があることがほとんどです。

借金(及び投機)の場合、航海士でアクションを使い切っても、購入フェイズに財宝カードとして勝手に効果発動してくれるため、かなりやりやすくなります。
特に「航海士−借金」は、上から「勝利点や、被っていらないアクション⇒廃棄する銅貨⇒その他の財宝と次に引きたいキー・カード」と並べて戻すと、確実に借金で銅貨を廃棄しつつ、屋敷を捨てることが可能となります。

サプライに4,5コストにほしいカードがあれば、初手から「航海士−借金」でもいいですし、とりあえず「金貨」なサプライなら、「航海士−銀貨」から初めて、後で借金を加えてもよいでしょう。

特に知っていてもほとんど勝率に影響を与えないような小ネタですが、こういう技術を使って勝ったりすると、「自分が上手くなった」みたいな錯覚を感じることが出来たりします。

件の対戦も、「金貨、銀貨、借金、航海士、属州」といった手札で、属州を買いつつ、山札を「屋敷、属州、銅貨、金貨、馬商人」といった順に並べなおし、次の手札の残り3枚に銀貨を引けたので、無事、最後の属州を買って、結構、圧勝できました。

最近は、「航海士+坑道」みたいなパターンも出てきて、それなりに使われることも多くなってきたかなという気がしなくもないですが、多分、気のせいというか、ひいき目なのでしょうね。