Goko_1Dayトーナメントの反省点について

以下、昨年末に開催したGoko_1Dayトーナメントを運営した際の反省点についてまとめます。
もし似たようなイベントの開催を考えている方は、参考にしていただけたらと思います。
※ちなみに、開催時に各参加者に配布したルールはこんな感じでした。

【反省点】
・登録時に、Gokoのログイン名を書いてもらった方が良かった。
 今回参加の方は、実は全員大会以前から存じ上げていたので問題ありませんでしたが、初めての方でTwitterとGokoでの名前が違う方がいたら、混乱したかもしれません。

・登録時にGokoでの所持カードの確認をした方が良かったかも。
 「卓立ては所持カードの多い方」としていましたが、どちらが多いかは対戦が決まってからTwitterとかで連絡を取る中で互いに確認してもらえばいいかと思っていました。
 ただ、やっぱり一手間にはなっていたみたいなので、主催者の方で事前に把握しておいて対戦カードの連絡の際に、一緒に連絡すれば良かったかもしれません。

・卓立ての際の卓の名前について
 今回はGokoの大広間3というホール内で卓を立ててもらい、識別のために対戦カード名込で「1Day○○」(○○の部分は1回戦第1試合なら11とか)という名前で卓を立ててもらいました。対戦相手の識別のためだけなので、その対戦の何戦目かを表示する必要はないと思っていて、質問された際にもそう回答していました。
ただ、そこまで手間ではないですし、何戦目かがわかればその対戦の進行状況がわかるので、何戦目かも加えた(たとえば「1Day212」なら2回戦第1試合の2戦目とか)卓の名前でもよかったかもしれません。

・結果の報告について
 勝敗がついたら、勝者が結果とLogのURLをTwitterで主催者に連絡するようにお願いしておきましたが、その際に「対戦名」と「対戦相手の名前」も書いてもらうようにお願いすべきでした。今回は問題ありませんでしたが、繁忙期の処理数がもう少し増えていたらTwitter上の1回戦と2回戦の結果がごっちゃになった可能性があって、そこで混乱したかもしれません。

【敗者復活戦について】
1回負けたら終わりだと味気ないので、今回は敗者復活戦を入れてみたわけで、参加者の方からは概ね好評でした。
ただ運営上では結構面倒な点がありました。
今回のトーナメントの進行を分解すると、実は以下の6段構造になります。

1)1回戦
2)2回戦/敗者復活戦1回戦
3)敗者復活戦2回戦
4)3回戦/敗者復活戦3回戦
5)敗者復活戦決勝
6)決勝戦

これを見てもらうとわかりますが、1回戦を除くと表のトーナメント(また負けてない人による2回戦、3回戦)を1回戦進める間に、敗者復活戦は2回戦戦わないと進行が追いつきません。
また表のトーナメントの方は敗者復活戦の進行に関係なく、ドンドン進めることが出来ます(逆に敗者復活戦の2回戦なんかは、表のトーナメントの2回戦の進行を待つ必要があります)。
そのため、敗者復活戦に関係なくドンドン表のトーナメントを進めてしまうと、表のトーナメントの決勝(今回だと3回戦)と、最後の決勝戦(敗者復活戦の勝者との決勝戦)との間に、非常に長い時間が空いてしまいます。
実際、今回は敗者復活戦に関係なく表のトーナメントを3回戦までドンドン進めたため、3戦全勝で決勝に進んだ三月さんには決勝戦まで、かなり待ってもらうことになりました。
また、3回戦で敗退して敗者復活戦に進んだYOSHIBALLさんにも、敗者復活戦の決勝戦まで結構待ってもらうことになりました。
申し訳なかったです。

・これらを考えると、敗者復活戦の方は2本先取でなく1本勝負にするという案もありますが(時間的には、多分、表のトーナメントの進行に釣り合うようになる)、さすがにこれは運悪く負けた場合に納得いかないことが多いような気がします(2回とも運悪くとか、1回運悪く+1回実力負けだと結構納得いきますが、1発勝負で運が悪いと、納得いかないことが多いように思います)。
長めの時間を取ったトーナメントなら、表のトーナメントを3本先取にして、敗者復活戦を2本にするという手はありかもしれません。
・2回戦以降、表のトーナメントは1回戦分の時間配分を2倍にして、余った時間は休憩時間にするという手もあります。
これが妥当っぽいですが、既に対戦相手が揃っているのに待たせるのもなぁ、という気がします。
・諦めて、今回のように表のトーナメントは敗者復活戦に関係なしにドンドンやって、表のトーナメントを決勝で抜けた人は最後の決勝戦まで待ち時間が長いことを告知しておくのも一つの手になります。
もしくは全勝の決勝進出者が希望するなら、敗者復活戦の勝者と日程調整して、別の日に決勝戦を行うことも認めるなどの方法もありかもしれません。

また、今回は参加者全員のレベルが高いのでたまたまだと思いますが、参加者内のレベル差が大きいと、結局敗者復活戦をやっても同じような組み合わせが再現される可能性が高くなります。
単純に全参加者のプレイ数を確保するなら、1グループ4人くらいのリーグ戦+決勝トーナメントとかの方が良いかもしれません。

【時間について】
当初、21時開始で24時くらいに終了の予定でいました。
トーナメントが6段構造なので、1段30分で3時間のつもりでした。
1回戦はどこか長くかかったり、トラぶったり(遅刻とか)があって遅れるかもしれないけど、あとの方のになると試合数が少なくなるので、標準より短く終わる段が出てきて、最終的にはトントンになるのではないかと考えていました。
実際は、1段平均で40分くらいかかって、その他もろもろも併せて最終的には4時間15分くらいかかっています。
しかも、今回参加の方はGokoやTwitterでの報告などに慣れている方ばかりだったので、広く人を集めるともっと時間がかかったとも考えられます。
余裕をもって考えると、今回のトーナメントだったら、4時間30分くらい見ていた方が良かったかもしれません。

【Gokoについて】
今回、Gokoで大会を開催するにあたり、何点か改善してほしいなと思う点がありました。

Gokoについて感じた不満点としては、
・Unrated(ノーレート)戦だけでもいいので、参加者の手番順(1番手、2番手、・・・)を手動で決定できるモードがほしい
・Unrated(ノーレート)戦に関しても、Proモードのような「ランダム・Hidden(サプライは卓に着くまで隠されている)」でもプレイできるような設定がほしい

これらが改善されるだけで、Gokoでの大会がかなりやりやすくなるように思います。
また、大会といったイベントを行う場合、観戦モードがないのも不満でしょうか。
1番手の視点で、ただし1番手の手札が見えないような形で、ゲームの進行を見るだけというようなことは出来ないものですかね。

どなたか英語の得意な方、こういった内容をGokoの運営に要望として出してもらえないでしょうか。

【感想】
今回、こういう企画を思いついたのは、Gokoで大会を開催したら、どのくらい手間がかかるのかを知っておきたかったというのがあります(あと、どのくらい人が集まりそうなのかとか)。
やってみた感想としては、「手間がかからないとは言わないけど、できなくはない」という感じでした。
まぁ、GokoW杯とか、GokoDomとかの大規模大会が開催されている点からも、「できる」ことはわかっていたわけですが。

特にドミニオン関連のイベントがない時期などに、暇があればまた開催してみようかなと思います。
次回は16人で、「4人のグループ・リーグ」+決勝トーナメント といった形の開催も良いかもしれません。

ではでは。