ドミニオンブログ対抗リレー戦 (対Hirokiさん戦)

ドミニオンの日々』の中の人のhirotashiさんが「ドミニオンブログ対抗リレー戦をやるぞ」と言い出しました。
何かというと、最近各種ドミニオンのブログの更新が滞りがちなので、ブログを書いている人同士で対戦(Gokoなどのネット対戦)して、その結果や戦評などをブログ・ネタにしようということらしいです。

hirotashiさんとは今日(8/30)の夜に対戦する約束でしたが、何故か昼にネドミ(Dominion_Online)でブラブラ遊んでいるとGokoの日本人ランク1位・東ドミのHirokiさん(ゆる〜く楽しくドミニオン)から声がかかって急遽対戦することになりました。

なお「ドミニオンブログ対抗リレー戦」は基本2人戦で、各試合の手番はランダムで決める形で3回戦を戦うようになっています。

【1回戦】

ブドウ園、漁村、密輸人、よろずや、金貸し、地図職人、拷問人、魔女、祭壇、狩場
属州・屋敷場

Log

拷問人・漁村の拷問人ロックしか見えません。
先手のHirokiさんは「金貸し−漁村」スタートで、後手の私は「よろずや−漁村」スタート。
漁村と相性が良くて、後手なので先に拷問人撃たれても耐えれる(手札を減らしても回復するし、呪いを取っても廃棄できる)と思って「よろずや」を選択しましたが、Hirokiさんがブログで書いていますが、増えた銀貨がデックの回転を阻害するので、(単純に銅貨を圧縮する)金貸しの方が良かったですね。
よろずや」の方が金貸しより2周目に5金出にくいし、+購入(それこそ村落とか)がないので総金量増やす意義もないですし(祭壇を1枚買う以外、後は毎ターン3金や5金が出ればいいだけで、それ以上出ても使い道ないですし)。
それこそ、先日「コンボ・デックは金貸し」とか書いていたくせにという感じです。いや、そもそも私が「手札をn枚にする」(いわゆる書庫系)カードが大好きで、思わず買っちゃうということもありますが。
・・・まぁ、実力差を考えて、初手にさらに尖って「よろずや−密輸人」にしようかと悩んでいたのは秘密です。

3ターン目こそ「漁村−よろずや(屋敷廃棄で拷問人購入)」とほぼ最高のスタートを切りますが、3周目(5ターン目)に漁村切れのタイミングで拷問人とよろずやが被ったりしてモタモタしている間に先に祭壇を入れられて、一応密輸人とかも入れてみますが上手くヒットするわけもなく、そのまま漁村と拷問人を揃えられてマウントを取られて

反撃するためには(拷問人に対して)呪いを取る必要がある→そうすると自分のデックの動きは鈍くなる→漁村が切れて拷問人も残り少なく、呪いが切れると3山目

という、拷問人ロックでは比較的よく見かけるタコ殴りにあって、いいところなく敗戦。
まぁ実力通りの結果で、こちらが初手間違ってそのままボコボコにされている所とか『ドミニオンのプレイングの啓発』としては良い結果だったのではないでしょうか。

【2回戦】

救貧院、蝋燭職人、停泊所、島、遊牧民の野営地、引揚水夫、山賊の宿営地、へそくり、祭壇、ハーレム
属州・屋敷場

Log

改まって2戦目は私が先手でした。
一転してドロー・カードのない地味なサプライになります。
一応、銅貨を引揚水夫や島で圧縮したり、停泊所で追いやって山賊の宿営地から救貧院を2枚並べることも考えましたが、効率が悪くて遠そうなので屋敷だけ対処して淡々とお金プレイをすることにしました。

初手4-3から、私は「引揚水夫−銀貨」から入りました。
屋敷をどうにかするという点では島も同様ですが、島はゲーム終了時に点数(3点)を残しますが、引揚水夫は点数を少し失う代わりにそのターンの購入を一段階引き上げてくれます。
上手い人たちはその辺の最終的な得失を見極めてどちらを取るか選ぶのでしょうが、そこまで上手くない身としては迷ったら「派手に(自分が、ゲーム中に)動ける方」を選んでしまう傾向があります。
あと実力差的にどうせ無茶しなくちゃいけない局面があることが予想されるので、無茶するカードといえば島より引揚水夫だろうというところはあります。
最後に、「日頃の言動からどうせHirokiさんは島だろう」という偏見があったので、「じゃあ、こっちは違うルート」という思いも全くなかったわけではありません。
まぁ今考えると無理して序盤に買いたい5コストのカードもないので、島の方が手堅いような気がしていますが。

先手の私が「引揚水夫−銀貨」スタートで、後手のHirokiさんが「島−銀貨」スタートでゲームが始まります。
ゲームとしては、いきなり3ターン目に私の方が素で6金出た上(祭壇購入)で、4、5ターン目に連続で引揚水夫で屋敷が廃棄できたのに対して、Hirokiさんは2周目に島と屋敷が揃わなかったりと微妙な感じで、デック状況はこちらが勝っているけど点数はこちらが負けているという予想通りの展開になります。
中盤は淡々と島やお金を足していって、さすがに先に属州買い始めないと点数差で押し切られそうといった雰囲気の10ターン目に、何故かコイン・トークンを2個使って8金にして金貨を買うという愉快なミスをしでかします。
「これで島分(その時点で3枚)の差をつめて(まだ屋敷廃棄分は負けている)点数レースだ」と思ってポイント・トラッカーを見ると未だに8点差あります。愕然としてLogを巻き戻してみると、金貨を買っていることが確認されます。
その後はやばいと思いつつ、点数購入モードに突入しますが島しか買えず、先に属州を買われ始めてこれで属州2枚差の点数で「終わったかな」と思ったわけですが、後でLogを見るとHirokiさんの方も12ターン、14ターンのシャッフル時に金貨が底ったりと微妙に引きが良くなく、私の方は最後の2周で2回とも引揚水夫が金貨と揃う幸運もあって、何故か逆転勝ちしてしまいます。

まぁ特に上手いプレイはしていなくても(どちらかというミスしている)、『運が良ければ勝てることがあるのがドミニオンかな』という、あまり教育上よくない結果になりました。
見直してみると、「引揚水夫」様々なゲームでした。

【3回戦】

採集者、橋、祝宴、ネズミ、収税吏、玉座の間、公爵、収穫、造幣所、鍛造
属州・屋敷場

Log

何というか、久しぶりに収穫で1金しか出ないのを見た気がします。
『どんなに頑張ってもドミニオンでは不運には勝てない日もある』といった感じでしょうか。

終戦も、私が先手番となりました。
サプライを見ると、(2人戦だし)「公領・公爵ですね」という感想しか出てきません。
一瞬「鍛造−ネズミ」も頭には浮かびますが、「ネズミに何を組み合わせても合計5コストにはならないし」ということで頭から消えていきました。
ドロー・カードがあるなら、玉座連打から最後は橋連打も考えますが、それもサプライにないですし。

「公領・公爵」なので銅貨を圧縮するのも微妙な気がしますが、あんまり明確な方針も考えずに1ターン目の3金で採集者を買ったところ、Hirokiさんはパス。
ここで2-5は辛そうだなと思いつつ、採取者のパワー・アップ源にもなるし2ターン目の4金は収税吏を購入しました。

特に私の方は上手いプレイをしたわけではないですが(初手の収税吏や、途中で買った鍛造とか疑問手多いですし)、Hirokiさんの引きは凄かったです。
まず2周目(初手「パス−収穫」なのでデックは11枚)に収穫が11枚目の底で、5ターン目にその収穫を撃つと銅貨4枚がめくれ、7ターン目は2枚の収穫が底で被った上で私の収税吏の銀貨廃棄がヒットと、まさに踏んだり蹴ったりです。
それでも祝宴経由で公領を3対4まで持って行ったのは流石といってもいいのかもしれません。
とはいえデック内容には既に大きな差が出来ていて、私は属州買えるけれど(公爵も4点)、Hirokiさんは公爵(3点)止まりとあっては勝負になりませんでした。

結果としては、2勝1敗で私の勝ちとなるのでしょうが、勝った私の方も、Hirokiさんに勝てたのは光栄というか嬉しいんですけれども「これで良かったのだろうか?」と思わなくもないような結果でした。

次はHirotashiさん戦でしょうか。
ではでは。