日本選手権本選参加レポート

ということで、引き続き本選参加の模様です。
参加者48名、スイスドローの4回戦で、上位8位までが準決勝進出というレギュレーションでした。

【1回戦】
2コスト:中庭、浮浪者
3コスト:青空市場
4コスト:偵察員、海の妖婆、襲撃者、広場
5コスト:交易場、厩舎、商人ギルド
(属州・避難所場)

1番手・襲撃者(2ターン目は銀貨)、2番手・海の妖婆(銀貨)と来た3番手で、初手は5-2と良い感じで、「交易場−中庭」スタートとなります。4番手の方も5-2で同じ初手になります。
ハイライトは2周目で、3ターン目に襲撃者は打たれるも海の妖婆はまだ見ずといった感じで手札は4金。交易場と中庭を引いていない(4ターンに揃って引く可能性が高い)ことを考えると、「4ターン目に中庭プレイで交易場を戻す」となりそうなので、その時の最大値を考えて青空市場を購入します。
で、4ターン目の手札を見ると「共同墓地、中庭、草茂る屋敷、銅貨×2」と交易場が底に沈んでいます。非常にまずいです。
4ターン目の2番手の方のプレイを注視することになりますが、海の妖婆は底に沈んだらしく、「セーフ」といった感じです。ちなみに、交易場は11枚目だったので、4ターン目に海の妖婆を打たれていたら、交易場を叩き落されて即死するところでした。
4ターン目は共同墓地−中庭とプレイするとシャッフルが入りますが、シャッフル後に青空市場を引く良いドローで、交易場起動+青空市場起動で金貨・銀貨を一気に獲得して、金量で優位に立ちつつ広場を足します。

1番手と2番手の方は商人ギルドに進み、3番手の自分と4番手の方は広場・中庭・厩舎でデックを組んでいきます。
私の方は次のシャッフル後も中庭の戻す効果で交易場+青空市場起動が出来ましたが、廃棄は銅貨×2と微妙な感じです。
その時点で、中庭×2、広場×2、厩舎×1、金貨×2がデックに入っていますが、食らった廃墟と呪いが破棄出来ていないという感じでした。
商人ギルド・ステロにつられて2枚目の厩舎を買うべき所で公領を買ってしまうといったミスをした上に、海の妖婆で中庭を落とされたり、「金貨×2、廃墟、厩舎、交易場」という何ともいえない手札を引いたりと、3周目以降はパッとせず、最後の属州を4番手の方に取られた関係もあって、最終的には3位となりました。

【2回戦】
2コスト:物乞い、石工
3コスト:大広間
4コスト:鉱山の村、銅細工師、封土、収税吏
5コスト:弟子、伯爵、略奪
(属州・避難所場)

私は2番手で、1番手の方が物乞いから入るスタート。結局1番手の方は「物乞い−伯爵」スタートで、残りの3人は全員「大広間(納屋廃棄)−銀貨」スタートになります。
2周目(3〜4ターン)は5金、4金とひいてきたので、伯爵と最大値を考えて封土を買います(初手が「大広間−銀貨」なので、2周目の引きは5-4(4-5)か6-3(3-6)の引きになります)。
そのうち伯爵と揃えばいいかと思っていたのですが、いきなり3周目で揃ってしまい封土を廃棄出来てしまします。
ここでもプレイのあやふや感がでて、「伯爵+5金」の手札が2回来て、迷ったのですが、どちらも属州を買ってしまいました。
1番手は物乞いを起動していて鉱山の村などは入っておらず8金出すのには苦労しそうな感じで、2番手の私は金貨1枚だけど伯爵の廃棄を2回して封土廃棄(銀貨3枚)、3番手が伯爵の廃棄1回で金貨2枚、4番手が伯爵の廃棄2回で金貨2枚といった感じで、公領が切れた後の世界を考えると、悪くないポジションだったと思うので、属州でなく公領2枚獲得にしておくべきでした。
結果は4番手の方が最後の属州を取って、勝利点が「29-29-29-32」となり、2位(2〜4位)タイとなり、この時点で準決勝進出の目はなくなりました。
1、2回戦とも、序盤の引き自体は良かったので、実力通りと言えばそうですが、何ともモヤっとした感じです。

【3回戦】
2コスト:岐路、従者、蝋燭職人
3コスト:神託
4コスト:金貸し、祝宴、民兵、金物商
5コスト:議事堂、狂信者
(属州、避難所場)

4番手スタートで、1ターン目は1番手から3番手が祝宴、迷って蝋燭職人、狂信者という流れ。
2番手の方も2-5っぽく、初手狂信者2人という憂鬱な展開です。
しかも1番手の方は祝宴(多分、後手番の方の民兵を警戒してと思いますが)から入っているので、仕事する役目は私になります。
その時は「既に1枚目の狂信者を買われている」「中盤以降は廃墟を捨てればいいので、あまり効かない」と考えて民兵を避け、「山札から狂信者自体を叩き落せばいい」と神託(神託−銀)を選択しました。
後で他の人の意見を聞くと「神託はキング・メーカーにはなれるけど、自分が勝てるわけではない」「民兵は2枚目の狂信者をとめて、中盤以降でも確実に2金出る」と、民兵を選ぶ人が多いみたいです。

2周目、1番手は祝宴と5金で狂信者2枚、2番手と3番手も狂信者をプレイして2枚目を購入と普通に推移し、私が神託を引いたのは4ターン目でした。まぁ、3ターン目に引いても4番手なので、底に沈んだ狂信者しか落とせなかったわけで3周目の狂信者を落とせばいいだけです。ここで神託を打って、2番手の狂信者1枚を落として手札が5金になってたところで狂信者を購入します。神託でめくれたカードを戻しているのでこれからシャッフルということで、今現在プレイされた狂信者は延べ2回(残り8回)の状態なのですが、「既に狂信者が6枚出ている」「自分は連鎖を狙って複数枚投入することはない」ことを考えると議事堂を買った方が良かったかもしれません。
案の定、1回しか廃墟をまけず、しかもその後、何故か分厚いデック内で神託と一緒にしか引かなかったため、本当に役立たずでした。
状況的には、何故か神託で狂信者を落とされ続けた2番手と、4番手の私が冴えない感じで、狂信者3枚なのに3連鎖が2回来た1番手や、2周目から着実に廃墟をまいている3番手がリードの状況で、3番手は早々に公領に手を伸ばし、1番手もそれに追随する形になります。
廃墟が切れ、狂信者も残り1枚で、公領が減っていくのに、デックはボロボロと精神的にも追い詰められた状態でしたが、ここで公領を追ってもせいぜい3位なのが見えているので、金貨を買って属州を目指しました。調子を落とした2番手まで公領を買い始めると万事休すなのですが、幸い、こちらに同調して金貨などを買ってくれます。長引いた分、先んじて公領を買い始めた3番手の方が失速したおかげで、そこそこ時間が稼げます。
かなり確率が低いですが、2枚の金貨が揃う手札を引いたり、2番手の方の議事堂のおかげで8金目を引いたりと属州2枚を購入することができ、1番手の方の圧勝でしたが、何とか2位までは順位を上げることが出来ました。
まぁ、今はこれが精一杯といった感じです。

【4回戦】
2コスト:薬草商
3コスト:採集者
4コスト:馬上槍試合、香辛料商人
5コスト:山賊の宿営地、建て直し、墓暴き、はみだし者
ポーション:変成、、支配
(属州、避難所場)

終戦となる4回戦は3番手のスタートでした。
1番手の方が「はみだし者−薬草商」スタートで、2番手の方が馬上槍試合だったと思います。とりあえず強圧縮していればいいかと、「香辛料商人−採集者」スタート。4番手の方も同じ初手でした。
3番手なので2周目の採集者は1金にならないかと期待していたのですが、3ターン目だったこともあって0金で、2周目は銀貨、馬上槍試合を足します。
3周目に金貨を足せたら、圧縮しているので十分属州に届くよなと思っていたのですが、何故か5金を3連打。さらに圧縮を考えて「はみだし者」×2を加えて3回目はあきらめて建て直しにしました。良く考えたら、はみだし者の1枚は墓暴きにしておくべきでしたね。後になって墓暴きがほしくなった時には属州買うタイミングで、墓暴きを買っている時間がありませんでした。
他プレイヤーが属州確保するのに1周程遅れて建て直しから属州を獲得したり、そこから即座に金貨袋が取れて属州が買えるようになって、属州3枚を確保しつつ建て直しで属州2枚を飛ばして(属州廃棄の属州獲得)ゲームを終わらせたわけですが、属州3+公領で属州2枚破棄したので2位くらいにはなれるかなと思っていたら3位でした。
誰も準決勝に進む可能性がないせいもありましたが、プレイがいい加減すぎたなと反省しきりです(多分、途中から順位が入れ替わる要素がほとんどなかったっということもありますが)。


結果的には「3-2タイ-2-3」で36位と実力相応の結果かなと思います。
ただ、1・2回戦は引きが良かったにもかかわらず、判断ミスで微妙な結果になったのが反省かなと思います。
予選の時に感じたのと逆で、こういった大会環境や、厳しい環境でのプレイに慣れていなければ、練習(遊び)の時には取れる正着ではなく、変に気弱な手とか安全(そう)な手に流れてしまって後悔することがあるなと感じました。
予選の際にも、後になって間違ってたと思うプレイはありましたが、プレイしているその時に不安になるといったことはなかったような気がします。
その辺は(も)、今後の課題かなという気がしました。