veto(拒否権)モードについて

久しぶりの更新になります。
少し前に、一時的にですが何故かIsotropicのレベルが40レベルに達したので、その記念に少しIsoの話を。

Isoでレベルを上げようと思ったら、ある程度ドミニオン(というよりIsoというか、2人戦のドミニオン)のプレイング・スキルがあって、それなりの頻度・回数でIsoで遊ぶことが前提となりますが(圧倒的な勝率があれば、プレイ回数はそんなに必要ないという話もありますが)、
その上でその他に項目を挙げるとすると、

・veto(拒否権)モードを採用して、自分の手番では不利なカードを外す
・自分は生真面目にメモを取るなど手動で点数カウントを取り、相手がポイント・カウンターを使っている場合は拒否する
・もちろん、「ながらプレイ」(相手ターンの待ち時間に本を読んだり、twitterを眺めたり)はせずに集中してプレイする

といったことが挙げられるでしょうか。
・・・確認するまでもなく、私自身は上記3項目を一つも守っていないですね。

相手ターンの待ち時間にずっと相手がプレイするのを待っているのも飽きますし、これだけIsoで遊んでいると、待っている間に他に消化できるものは少しでも消化したいという欲求も出てきて、どうしても「ながら」プレイになります。
そのため、細かい動きが追っかけられないのでポイント・カウンターという話になります。
・・・カウンティングという点では全然練習になっていない、というより逆にカウンティング能力を衰えさせているのではないかと言う危惧もあります。
それ以前に、半分くらいは通勤時のタブレットでのプレイになるので、その際に一部のカードの処理が出来ない(薬師や偵察員などで山札にカードを戻す際に、順番を変えられない)とか、結構、論外な環境でプレイしているような。

さて、その辺の話は置いておいて、私がIsoで遊ぶ場合にvetoモードを採用していないのは、vetoモードでプレイしていると、どうしても同じようなカード(アタック・カードなど)がvetoされ、それらのカードや環境の練習にならないからです。
ただ自分ではvetoモードにしていませんが、マッチングされた相手がvetoモードを採用していても、特にそれを理由に拒否することはありません。
その場合、基本的にはランダムvetoを選択してプレイするカードが偏らないようにしています。とはいえ、やはり「ウザイ」「面倒」「展開がいつも一緒」「不愉快」といった一部のカードは、ランダムにせずにvetoしている場合があります。

どういうカードをvetoしているかというと、基本的に
・ゲームとして面白くないカード(長引いて面倒なだけ)
・ゲームの展開が同じになりがちなカード
・集めて効果を発揮するカード
・運の要素が大きくなりすぎるカード
・単純に嫌い、不愉快

といったカードになります。
以下、具体的なカード名を挙げて説明したいと思います。

○ゲームとして面白くないカード(長引いて面倒なだけ)
代表例としては、対抗策(庭園とか)や状況を変えるカード(その他の高圧縮とか)がない場合の『大使』は、この理由で外します。
2人戦だと、お互い「大使×2」で初めて、延々、屋敷・銅貨を押し付け合い、どこかで均衡が崩れると一方的になるといった、同じような展開で、しかも時間がかかって、ゲームをやっている爽快感もなく、あまりいいところがありません。
※一応、『初手「大使−銀貨−大使」と「大使×2」の選択』(5コストにいいカードがある場合は前者のほうがいいらしい)とか『初手「4コストのキャンとリップ−大使」』とか、単純な大使戦でも、いろいろとセオリーとかはあるらしいですが、そこまで2人戦の大使戦を極めたいとは思いません。

○ゲームの展開が同じになりがちなカード
だいたいゲームの展開が同じになってしまうようなカードも外します。
先の『大使』以外にも、『狩猟団』『錬金術師』『愚者の黄金』『総督』なんかも、他に状況を変えるカードがないとvetoすることが多くなります。
細かい展開は違うかもしれませんが、+アクションとかがあって「『ならず者』連打した方が勝つんだろう?」的なサプライの場合の『ならず者』も外すことが多いです。

○集めて効果を発揮するカード
先の『狩猟団』『錬金術師』『愚者の黄金』『総督』なんかもこのカテゴリーに入りますが、他に
『街道』『都市』『寵臣』
あと、それ自体というより、関連するカードを集めるということで
『ブドウ園』
あたりの、集めていって臨界点を突破すると凄い効果を発揮するカードもvetoすることが多いです。

二人とも集める展開の場合、同じような展開になってしまいます。
そうでない場合、私のプレイ・スタイルでは、相手が一生懸命集めている横で、ステロで逃げ切りをはかっていることが多くなります。
逃げ切れると見込んだ場合にプレイしているので、勝率はそれ程悪くないと思いますが、武運拙く追いつかれた場合、最後は虐殺されることになり、(そのリスクは織り込んで逃げ切りプレイをしていたとはいえ)結構不愉快になります。
また、逃げ切れた場合でも終盤までもつれると、こちらのターンは5秒で終わり(屋敷買ってエンドとか)、相手のターンは数分といった感じになり、あんまり楽しいプレイではなくなります。特に、「あと3点で逃げ切れる(全得点の過半数を突破)」というタイミングで4金(公領を買えず屋敷になる)が2ターン続いて、どうにかならないかと5分ほど待った挙句に最後に虐殺(相手が間に合って逆転)されたりすると、やはり、やりきれません。
とはいえ、『ブドウ園』なんかは、プレイングが足りないところもあるので、最近は考え直してvetoしないようにしています。
で、同じ集めるパターンでも何故か『橋』の場合は、宮廷や+アクション、ドローなどのビック・ブリッジの橋以外の構成要素の方を外すことが多いような気がします。

○運の要素が大きくなるカード
とりあえず、他の要素がなければ『宮廷』『馬上槍試合』『闇市場』は速攻で外します。
やはり、「闇市場」から降ってきた「宮廷」とか「魔女」とかに虐殺されると不愉快になります。
あと、相手が自分よりレベルが下の対戦相手の場合、サポート・カードのない『宝の地図』も外すことが多いです。

○単純に嫌い
『幽霊船』なんかは、デック構築に失敗していない場合でも「たまたまデックの弱い部分」を引いている際に刺さって負けたりすると、そういうカードと分かっていてもイライラするので、vetoする場合があります。
『大市場』も、改築系などの抜け道がある場合はいいんですが、そうでない場合の属州場だと、外すことが多くなります。
あと、『支配』も不愉快な展開が結構ありますが、自分でvetoしなくても相手がvetoしてくれるので放っておくことが多いですが、「支配+仮面舞踏会/大使」なんかの酷い組み合わせの場合(仮面を使って先行した上で、仮面で仮面を相手に押し付けて、相手の支配、属州などを奪い取れるパターン)、vetoしているような気がします。
あと、『詐欺師』も、カードとしては好きなのですが、最近、酷い目にしかあっていない(相手の詐欺師が3コスト以上のカードにしかヒットしないとか)ので、心が折れてvetoしていることがあります。

後手番の場合でも、呪い系を含むアタック・カードは受けてたつことが多いですが、流石に対抗策のない『IGG(不正利得)』はvetoします。ちなみに、先手番の場合は流しています。
あと、たまに数えるのが面倒で『品評会』をvetoする時があります。
また、タブレットで遊んでいるときは、薬師は外していることが多いです(自分だけ、ちゃんと処理操作が出来ないため)。

結構こうやって見返すと、恣意的なサプライで遊んでいますね。